新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

三鷹市にある「太宰治文学サロン」に行く!!

2018-06-11 22:11:49 | B級スポット
一見…

天真爛漫で???


めちゃめちゃ
社交的で…明るくみえる私???では…

ありますが???



ホントのところの
心の奥底は…
めちゃめちゃ
根暗…かもしれないと思ってる私…




例えば
職場の呑み会…



若いころ…
調子こいて…
ベラベラ心のあるがままに呑みながら本音を喋って…


それが呑み会の席だ…と…許されなかったことを
ひとたび…経験すれば…



要は…苦い思いをしたら…



なんとなく…
それ以後は懲りて
積極的に…呑みたい…とは思わない…


呑み会に行っても
呑まないぞー!!


…と決めて参加するも



お酒が大好きだから
その葛藤に苦しむ…




幹事なんぞを任されたら
喜んで…ニコニコして積極的に企画するも
心の中は裏腹…苦笑




…社交的にみえそうで
実は…きわめて非社交的な私…






そんな私が…
中学生の頃…
夢中になって
彼の作品ばかりを選んで読み耽けていた


その作家は…



太宰治さん…





教科書に「走れメロス」という作品が載っていて
めちゃめちゃできた訳ではないけど
そこそこ「国語」の成績はよかった私ですから
それをきっかけに「太宰治」の作品に触れてみようと思ったのが
そもそものきっかけだったんだけど




その彼の作品の中で
中学生の私には

強烈すぎるタイトルの作品と出会ったのよ




それは


「人間失格」


本文を読んでびっくり!!







「恥の多い生涯を送って来ました。」
「自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。」



こんな書き出しから始まる

「人間失格」




他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで
本当の自分を誰にもさらけ出す事の出来ない主人公が…
語る…このストーリーが

どことなく…私の心の隅をほじってるような気がして


この作品を読み進めたことで
私の純粋無垢な…ピュアな私の心???が…
どこかに…吹っ飛んでいったのです…





「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。」






この太宰治さんが
最後にたどり着いた境地






私…中学生の頃は
この
太宰治さんにハマった…ハマってた…



でも



高校生になると
私は…源氏鶏太さんにハマり
五木寛之さんにハマり
大学生では
中島らもさんにハマり


…と


ずっと…いつのまにか
太宰治さんの作品を読み返すことは…なくなってたんだけど…



それでも、やっぱり…いつまでも
人生半ばをとっくに過ぎたこの私にも
太宰治さんに憧れた…あのときの気持ちは心のどこかに残っていて




そんな太宰治さんを訪ねて



三鷹へ…





訪ねたのは



三鷹駅から…徒歩5分くらいの




太宰治文学サロン








小さなスペースですが
嬉しいことに…
ここ入場無料!!!









ああ、ここで
憧れの??太宰治さんが暮らしていたのね…



と…時空を超えて
中学生の頃の私に戻れる瞬間…


なんたって

中学生の頃に

憧れていたのが

ローリングストーンズと
当時のアイドルの岡田奈々さんと
この太宰治さんですからね!


そんな太宰治さんが立っていたと思われる場所に
今、「人間失格」ではないにせよ
「人間合格」とは言い難い…私が立っている…


この感動…








館内の展示で目を惹いたのが
太宰治さんの


「愛のことば」









その中で
特に目に留まったのが…
この言葉








「不思議なもので、大きい苦しみのつぎには、きっと大きいたのしみが来ます」



そうだよな…
と心から同感…



なんか
私の人生観で…ずっと思ってることがあって
それは


「人生、死ぬときには、プラスマイナスゼロじゃないか!!」…ってこと




この私の勝手に想ってたことが
この太宰治さんのこの言葉と共通項で繋がって感じられたような気がして…






そんな太宰さんの
写真を眺めながら…







人間関係の
パネルを眺めながら

太宰治さんの世界に浸る…









ここで
三鷹での太宰治さんのゆかりの場所を示す

「三鷹太宰治マップ」を100円で購入して



三鷹の街をぶらぶらと…



田辺肉店離れ跡


太宰横丁









案内版は
ゴミ箱の上…
臭って…ちょいと臭い…


ダザイ…じゃなくで…クサイ







中鉢家跡






ここで
「ヴィヨンの妻」を執筆したとか…


そんな

「ヴィヨンの妻」より










そして

三鷹電車庫の上にかかる跨線橋の上で
黒いマントを着てたたずむ太宰治さんの有名な写真…







この
跨線橋が当時のままに…
















太宰治さんになった気持ちで
中央線をのぞき込む…






























そしてこの後は
三鷹駅を通り過ぎて


愛人の山崎富栄と入水心中したとされる玉川上水へと
とても入水自殺できそうな
水量…場所には思えませんでした…
とことん…暖かい春の日差しも伴って
穏やかで…穏やかで…






ブログの〆は一言


三鷹(みたか)で、太宰治さんに触れてみたかった!!!」




えっ!?
オチがスベッてるって…



「私…恥の多い生涯を送って来ました…」
「自分には、ブログのオチというものが、見当つかないのです。」




…汗…