円頓寺商店街「NAGONOYA」さんの前の路上…
「感謝祭 WEEKEND STREET LIVE 2021」というイベントで
都丸智栄さん(アコーディオン)、ウエッコさん(ギター)、ヨース毛さん(チェロ)の三人組のインストのアコースティックバンド
「ザッハトルテ」の路上ライブ
第2部のライブレポをば早速…
進行のMCはウエッコさん
第一声は「円頓寺商店街にお越しのみなさま、メリークリスマス!」と呼ぶ込んでから、バンド名を自己紹介し…
円頓寺商店街といえば、年に1度、秋に「パリ祭」という祭りがあることを話題に取り上げると
「めちゃめちゃ人がきてたよね」と都丸智栄さん
それにのっかり「2万人くらい」とウエッコさん
本当に通れないくらい、人がきてたと都丸智栄さんが言葉を重ねれば…
ウエッコさんが語る
僕たち円頓寺商店街の「パリ祭」に1回目、いやゼロ回目から呼んでいただいてまして、毎年恒例になっていたんですけど、去年、今年と「パリ祭」ができなくて、でも円頓寺商店街のクリスマスのイベントで久しぶりにくることができたこと…
みなさんも、きっと円頓寺商店街の「パリ祭」でお会いしたことのある方ばかりかなという感じなので、今日は円頓寺商店街のお店はクルスマスでいろいろと特別な催しをしているので、買い物を楽しんで…
と語っていたときに
「ちょうど3時となりました…」と
ライブのスタート
「ザッハトルテ」の3人のメンバー紹介をし
「今日は、この透明なアクリル板がありますから、マスクをとってやりましょう」と1曲目は、ちょっと円頓寺商店街の「パリ祭」にちなんで、「私達、ちょっとパリに行ったのかしら」という気持ちになってくれたら嬉しいと
「あの空に虹を..。」
ウエッコさんのギターのリズムに乗って、被さるように奏でる都丸智栄さんのアコーディオンの旋律が、異国情緒感を漂わせる…
異国情緒たっぷりで、かつ哀愁を漂わせ、どこかジプシーな感じも伝わってくる…曲調はリズムカルになったかと思えば、ゆったりと大陸的な壮大さを漂わせるヨース毛さんのチェロの響きがクローズアップされたりと、緩急自在…
さらにジプシー感漂わせるウエッコさんのギターの旋律
3人の醸し出すグループ感がホント気持ちよくて、旅気分…
演奏を終えてウエッコさんがチューニングしている間
「明日からめちゃめちゃ寒くなるらしいので気候的に今日はよかった」と都丸智栄さんが話を切り出せば
「今日、僕の後ろにストーブがあるので、お尻は暖かく、気持ちは11月くらい、円頓寺商店街の「パリ祭」での夕方、ちょっと寒くなったときにやってる時と同じような感じで…腰回りが暖かいのは、とても大事、みなさんも腰の廻りを温めるといいかも…」とウエッコさん
「腹巻をしたことがないけど、巻いているといいのかも」と都丸智栄さんが、腰廻りの話を〆れば
話題を替えて
ウエッコさんが語るには
久しぶりに僕たちもツアーに今回でたとのことで、名古屋にはずっと、結成して20年だけど、結成初期から千種のカフェ「cafe DUFI」、ここの向かいにある食堂「BAR DUFI」の1号店「cafe DUFI」で、ずっと2ヵ月に1度ライブをしていたと、もう15年以上もと、でも、その千種のお店が2021年3月で閉まってしまって…と、ここからは「BAR DUFI」の系列店がどこにあるかを丁寧に語ってたけど、これはどうも話が逸れてしまっていたようで
ウエッコさん、唐突に自ら「なんの話?」
…笑えるー!!
で、ウエッコさん、話を戻して
「3月まで千種でやって、5月に今池の得三でやって、その後、得三の姉妹店の「Open house」で2ヵ月に1回やらせてもらえることになってと、ここで2022年1月の「Open house」でのライブの告知を挟みながら
名古屋にはちょくちょくきているんだけど、こんなご時世だから、関東には全然行ってなかったけれど、久しぶりに今日は名古屋、明日、横浜、あさって、しあさってと東京にいってくると…
でも、私、ステージ用の靴を忘れまして
とウエッコさん
「あわてんぼうのなんとかで今日、「野田仙履物店」で靴を買いました…靴というか、これサンダルです…でも真正面からみたら黒靴っぽいので…今回のツアーは、これで乗り切ろうかなと…東京のおしゃれなお店が心配ですが…笑」
「Quenelle noire」
ヨース毛さんのチェロの響きが前面にクローズアップされ、それに絡むように都丸智栄さんのアコーディオンの幻想的な響き…
異国情緒たっぷりでヨーロピアンな雰囲気を十分に漂わせる世界観
曲の中盤からギターのリズムと共にアコーディオンが主旋律を奏で、ミディアムテンポの中、旅愁感を醸し出し
被さるチェロの音色が心地よい…さらに、曲の後半に行くにしたがってインパクトのあるチェロの響き…
ちなみ「Quenelle noire」とはフランス語で「黒はんぺん」の意だそうな
今日はCDを、たくさんもってきていると、その告知をし、その中から「素敵な1日」をチョイスして、これはオノ・ナツメさんとコラボをしたアルバムとのことで、オノ・ナツメさんは『リストランテ・パラディーゾ』という漫画がアニメになってて、そのサントラ曲も、このアルバムに入っていると紹介して
次の曲は「素敵な1日」の中に入っていてオノ・ナツメさんの漫画にインスパイアされて作った曲
その漫画とは、こんな寒い日にマフラーを巻いた熊がドーナツとか買いに行くという漫画、短編集に入っていると
「猫背なクマ」
独創的な癒されるサウンド…ウエッコさんのギターの響きを中心にして、添えるアコーディオン、チェロの響き、その調和が実に心地よくて
聴いててほんわかした気持ちになれる…
ウエッコさんが「尾島屋さん(着物やさん)」からいただいた、オモチャの鈴を手にしながら
「この赤・白・緑の三色、これはイタリアかクリスマスか、と笑わせる」
次の曲はクリスマスにちなんで、「白いヒゲのマリオネット」…僕たちのクリスマスソング、ふだんは「ヒゲのマリオネット」という曲だけど、今日はクリスマスだからと
「白いヒゲのマリオネット」
ウエッコさんのギターの先端に通して鈴をハメてみたものの、演奏しだした瞬間に鈴が先端から落ちて、お客さん、大爆笑!!
困ったな…とばかりに、鈴をつけるところをあれこれ考えてるウエッコさん…第1部のときにやったヨース毛さんのように足首には太すぎてつけられないよう
「左手に鈴をもってやってみよう」と…左指はコードを押さえるだけだから、なんとかなるだろうと…仕切り直しの
「白いヒゲのマリオネット」
ご機嫌な爽やかさを感じるメロディー
でね、この曲、ああ、クリスマスの曲なんだと思って聞けば、確かにそう聞こえる!聞こえる!!
ときおり「ジングルベル」のあのフレーズも、アレンジの妙で加味してたりして…でもみてると、ウエッコさんのもってる鈴には、活躍の場面がないみたいだけど…笑
と、そこにチェロの独奏の場面に、ウエッコさんのもってる鈴の音が加わると…なぜか失笑が沸き起こる!!
でも、この楽しい雰囲気は間違いなくクリスマスの日にぴったり…
曲のラストは、ウエッコさん、思う存分、鈴を振って決める!!!
演奏を終えてウエッコさん
「鈴を右手につけたらうるさいかなと思って」とちょっと言い訳っぽいことを口にすれば、
都丸智栄さん
「ビブラート、揺れている時にカラカラカラカラと音が聞こえて、ノイジーだったと」とどめの一言…笑
その後、その鈴が登場する場面はなく…笑
ここで来年1月の「Open house」でのライブの告知、さらには、年末の京都での忘年会ライブの告知を挟んで
「砂漠メルヴィア」
まるで中近東にいてるかのような感じ
ジプシーっぽく躍動感あふれる都丸智栄さんの奏でるアコーディオンの響き…それに添えるように、絶妙なバランスをとりつつ、彩るチェロ、ギターの響き
曲の中盤はヨース毛さんのチェロの響きがフューチャーされ、異国情緒感たっぷりと
抑揚をつけた曲調…は…後半になってまた躍動感をまし、ホント、まさに中近東を旅してる気分に…
そんなところを旅をしたことはないけれど
強弱、抑揚を駆使して、3人の音色が個性を発揮しつつ、見事にあい絡まって、そのグルーブ感が最高で!最高で!!!
演奏曲のラストは手拍子にのせて曲芸込み??のエンディング
まずは、都丸智栄さんが演奏しながら、ブリッジ、エビぞりを決めて拍手喝采!!
凄い!凄い!!と客席がざわつく中
続いてはヨース毛さんが
チェロの弓でハットを皿回しのように廻して、ハットの着地は、手を使わずに頭の上に…
いやあ、これには、はっと驚いた!はっと驚いた!はっと驚いた!
ハット(帽子)だけにね…
ラストは
ウエッコさん
♪もう、いくつ寝るとお正月~と歌いながらも
十八番の「年末玉すだれ」
♪チョイと返せばチョイと返せば「かまくら」に早変わり…
「いや、雪ダルマかな、どっちがいい??」と問いかけながらも仕切り直し
クリスマスなので、クリスマス玉すだれと
♪さて、さて、さてはクリスマス玉すだれ、ちょいと倒せば、ちょいと倒せばブッシュドノエルに早変わり~
ちょいと伸ばせば、ちょいと伸ばせば、クリスマスツリーに早変わり~
ちょいと伸ばせば、ちょいと伸ばせば、ちょっと失敗、枝分かれしてないトナカイの角に早変わり!!~
見事にクリスマス仕様に仕上げて
???確か、玉すだれで作ったクリスマスツリーはパリ祭のときはエッフェル塔だったけど…笑
「ザッハトルテ」の演奏で、クリスマス色に染められて…笑
ラストは疾走感満載のリズムで手拍子に包まれて
最後の最後に目に入ったようでウエッコさん
鈴を拾って…その鈴を思う存分、振って振って、満面の笑み
ホント楽しいクリスマスの昼下がりだったのでした…
♪さて、さて、さては南京玉すだれ、ちょいと返せば、ちょいと返せばコロナウイルスのいない世界に早変わり~
この願い…きっとサンタクロースなら叶えてくれるはず???
サンタ、苦労す(サンタクロース)かも知れないけど、どうか「早変わり」よろしく!!…笑