農業文化園・戸田川緑地の園内にある
「農業科学館」の続きをば
これまで紹介してきた農業だけでなく「世界の昆虫が勢ぞろい」してるのに、入館無料…「タダ!!」…なんという太っ腹でしょう!!
…ということで
今回は「世界の昆虫」の展示の紹介をば…だらだらと…
蝶の展示がまるでお花のように…
これは貴チョウ(貴重)な一品…
昆虫の仲間わけ…
そんな中で、チョウをみると
中学1年国語の教科書に載っている
「ヘルマン・ヘッセ」の「少年の日の思い出」を思い出す
主人公は
少年のとき、
熱心な蝶の収集家だった…
その隣りに住むエーミールという…
主人公とは、気があわないというか…
エーミールも少年でありながら、まったく子供らしさがない…
少年でありながら非のうちどころがない…
一言で言えば…
主人公にとっては気の合わない嫌な奴
そのエーミールも
蝶の収集家だったという…
主人公は、珍しいコムラサキをを捕まえ…
嬉しくて、その嬉しさのあまり、エーミールに見せた…
彼はその蝶の珍しいことを認めるも
展翅の仕方が悪いとか、右の触角が曲がっているとか
足が二本欠けているとか難癖をつけて…
主人公の喜びはかなり傷つけられ…
エーミールとの接触は
同じ蝶の収集家同士なのに意識的に避けていくことになっていくのだが…
そんなことがあっての後…
そのエーミールがクジャクヤママユという珍しい蝶を捕えたという噂が流れる…
主人公はどうしてもみたいという気持ちを抑えることができず…
エーミールの部屋を訪れる…
エーミールの部屋は留守…
…でも部屋の鍵はなく空いていた…
彼は、蝶をみたい一心で…無断で侵入…
ついに、蝶の展翅している箱を見つけることになる…
彼は、その時…
この宝を手に入れたいという欲望を感じて
…初めて盗みを犯す…
…蝶を手にして、ポケットに入れる…
…しかし…
部屋をでるやいなや…すぐさま良心が目覚める…
とんでもないことをした…
やはり…何事もなかったように元に戻しておこう…と
再度…
彼は…エーミールの部屋に侵入し…
蝶を元通りに返そうとすると…
ポケットの中で…
蝶は潰れてしまっていたのだ…
その後…
エーミールの帰宅を知って…
謝りにいくことにする…
すると
エーミールは…
主人公を激したり、どなりつけたりしないで…
低く「ちぇっ」と舌を鳴らし
「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな」
…と言い放つ…
主人公は
「自分の蝶を全部やる」…といった…
しかし
エーミールは
「結構だよ!僕は、君の集めたやつはもう知っている!
その上、今日また、君が蝶をどんなに取り扱っているか、ということをみることができたさ…」
…と彼は、ののしりさえしなくって、ただただ主人公を軽蔑していた…
主人公の少年は家に帰り
寝台の上で…
闇の中で、自分が集めてきた蝶を、一つ一つ取り出し、指で粉々に押しつぶしていくのである…
この…なんか、読んでてやりきれない感じの感想が残る…
そんな結末の
「少年の日の思い出」
…このことが思い出されて…
気分は…切なくなってくる…
そう思うとカブトムシはいいねっ!
aikoの歌以外、そんなふうに思い出されることはないから…
いや、待てよ!
前の学校で、小学生を指導してたころ、
なんかの機会に、フツーのカブトムシに遭遇して
なんせ車いすに乗った子どもたちだったから、なんとかみせようと、自分自身の半袖の腕に直接カブトムシを這わせてみせたことがあったんですよ…
すると…
痒い!痒い!!
な、なんと!
カブトムシの這った後には、私の腕には、はっきりと湿疹が…驚!!…汗
私
おそらく…
カブトムシアレルギーです…???…汗
あれ以来、カブトムシに触れることは
怖くて…ありませんが…汗
標本をみるくらいなら大丈夫…
ちなみに…
この注意書き…私たちは「ホンモノ」でプラモデルで創られたものではありません!…がいい味を出してますなあ…
これは
ミカンの木…
そのミカンの木に集まるだろう昆虫の展示…
チョウをみると切なくなってくる…ヘルマン・ヘッセに「少年の日の思い出」という物語があって…
あ、もうその件はええっちゅうねん!
エノキ
「エノキ」に集まる昆虫の標本を眺める「ノンキ」な私…
「エノキ」には、こんなのもいるのね…
「トビトカゲ」???あれ、これって昆虫とちゃうやん!!
カキ
コンチュー博士は「硬いカキ」が好き…どうでもいい情報がカキ綴られています…
マレーシアオナガミズアオ
めちゃデカい蛾ー(デカいがー!)…このオヤジギャグのクオリティー、小学生か!
このヘルメットを被れば「トンボのみている世界」に入れちゃう!!
よく、みえません!!…私がトンボだったら、すぐに敵に捕まって捕食されることだろうな…ああ、トンボじゃなくてよかった…でも「ドツボ」にはよくハマりますけど
公園内に潜む外来生物
桜の天敵だそうですが、パッと見て、あ、クビアカツヤカミキリだー!って思える人はどれくらいいるだろう??
そんなクビアカツヤカミキリがみつかった…平ぺったい桜の木…
桜にいる「ヨコツナサシカメ」…めちゃ強い「サシカメ」なんでしょうか??…だって横綱サシカメ??
コナラの木…
東山動物園にいてる人気者ではない…かといって、お尻から思わずでちゃうものでもない…
ここには…とことん「少年の日の思い出」が…「エーミール」が木の影からでてきそうな…そんな標本の数々…
擬態化してる昆虫…
まあ、昆虫界のモノマネ名人といってもいいかな…
さらに、昆虫界のモノマネのコロッケもいれば、ミラクルひかるもいる??
さてさて、そもそも昆虫ってなんだ…といった説明板…
けして「きつねとねずみが合体した生き物」ではないようです…
*「コン」と「チュウ」が合体して???
続いてはアリ…の展示がアリまして…
この蟻を動かすことができるハイテクマシーン!
さらには
ミミズまで動かせちゃう!!
ミミズを動かすことで、ミミズの気持ちになって、何を楽しみにミミズは生きているのかが考察できるのかもしれない
ヘンタイする昆虫たち
私のことでは、ありませんよ…私、昆虫ではありませんから…あ、ヘンタイでもない…
アゲハ蝶
小学生の理科を教えるときは、これが孵化するまで、教室で育てなくちゃいけないから、なかなかタイヘンです…そう、ヘンタイじゃなくて、タイヘンなのです…
カブトムシ…
これは教室で育てたことはありません!そもそも、私、カブトムシアレルギーなので…汗
カブト虫のヘンタイ!!
ヘンタイ、ヘンタイってかくと、カブト虫の角が男性の…にみえてくる…汗
戸田川緑地のおとしもの…
何を忘れたっけ??この歳になるとなにを忘れたかも思い浮かばない…
こんなの落としたの??
爪やないか…爪痕かな???…苦笑
爪痕じゃないようで…
さらには
わかったかな??
WBCで大活躍のヌートバー選手じゃないよ…
もし、あったら流行りそうな「ヌードバー」(裸の女性とお酒を呑む店??)でもないよ
正解は
はい正解の
平ぺったいヌートリア…が…
毛には触ることができます…ああ、ふさふさが羨ましい…苦笑
虫偏の漢字いろいろ…
国語の先生の私とすればムシできませんな…
半分以上読めないかも…汗
水槽展示も
ゲンゴロウ…
小学生の頃、なんで兄弟もいないのに…ゲンゴロウって言うんだろうな…って思ってた…けして、その由来を調べたいほどのマニアックさは持ち合わせてはいなかったけど…単純に「ゲンイチロウ」でいいのになって
「ゲンイチロウ」だったら天龍チョップだ!!…ボケがマニアックでスミマセン!
タガメ…タガメを見たがめー!!
そんなコンチュー博士の研究室
これが我が家だったら、多くの可燃、不燃ごみがたくさんでることでしょう??
壁面には
戸田川緑地生き物マップ…
さてさて、こちらの展示室にもありました…
双六が…
カマキリ六四助の大冒険すごろく!
でもいきなり…
カナヘビに襲われてBAD END
生きていくことの厳しさを教えてくれます…
アブラムシにとってはBAD ENDな瞬間!
…とまたまた
ハリガネムシに寄生された…BAD END
さらに、生き延びれると
ラストは…
奥さんに食べられてしまう…
いやあ、なかなか強烈なすごろくでございました…
これで、男性の非婚率が増加するかも???
嫁が結婚を境に「サソリ」に大変身!!
あ、このすごろくは、サイコロがなくなってる…なんてことはありませんよ!壁に御覧のように、くっついてるから…
みなさんも奥さんに食べられないように…注意していきていこう!!??
最後にロビーに展示してある
伝馬の展示を眺めつつ
水路を作って舟に乗って田んぼに向かっている図
…こんな素敵な、展示品ももりだくさんの「農業科学館」のハコモノなのに…
それにしても、みんな奥さんに食べられてしまったかのごとく誰もいませんなあ…
無料なのに…「世界の昆虫が勢ぞろい」してるのに
みんなムシしないでー!!