新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

保育園…さらには「切支丹遺跡博物館」のある…栄国寺に行く!!

2019-02-07 06:20:29 | B級スポット
東別院駅から
歩いて5,6分の大須よりちょいと南にある


お寺…



栄国寺



に行く!!






清涼山栄国寺


七福神が楽し気な??










このお寺のこの山門をくぐると
とてもじゃないが…
お寺の境内に入ったとは思えない
光景が…目に飛び込む!!



それは
松原幼児園なる
カラフルな建築物










でも手前には
並ぶ地蔵様…



この松原幼児園は宗教法人栄国寺が設立した保育園で


おそらく…
平日は…幼児の賑やかな声が飛び交っていることでしょう!!



私が出かけたのは
休日で…幼児の賑やかな声は…
さすがに聴こえてはきませんが…



少なくとも
お寺の境内…
山門をくぐったとは思えない…このカラフルな光景に…
ちょいと驚いたんですけど…



ここ栄国寺の歴史をたどって行けば…







ここは…
江戸時代初期、千本松原と呼ばれる処刑場であったらしいのよ!!



保育園の反対側にあるのが







切支丹塚(千人塚)














200人余りの切支丹が罪人とともに
この地で処刑され
1649年、町岡新兵衛が石の供養塔を建てたとのこと


1665年徳川光友が、刑場をこの千本松原から土器野に移し
この千本松原刑場跡地に菩提のため「清涼庵」を開基し
ここは、1685年栄国寺となったとのこと



地蔵が…





地蔵が並ぶ…





キリシタン信者は地蔵菩薩
ジーゾース(ゼウスの隠し名)として
地蔵とキリスト(ゼウス)を同一視して崇拝してたんだとか…



「虎」がいました…

キリシタン信者であるが上

幕府の役人に「とら」えられたからでしょうか??











そこにあった
奇岩、巨岩は
切支丹塚(千人塚)とは…特に関係なさそう…












そして
処刑場だったこの地に


な、なんと
ブランコがあって
これが…
何とも異次元的な雰囲気を醸し出す…

ただ特定の信仰を捨てないという理由だけで、多くの人が処刑されたこの場所に…







さてさて
栄国寺



ご本尊の阿弥陀如来像は尾張北部の丹羽郡塔ノ地村・薬師寺から
先ほど紹介した
千人塚別名切支丹塚の菩提のため、徳川光友が移させた仏像でして


「興正寺大日堂の総本尊「大日如来坐像」
「雲心寺の本尊「阿弥陀如来坐像」


と並んで



名古屋三大仏の一つ

なんですね…



このご本堂の中に

いらっしゃいました…













鎌倉時代の仏像で「火伏不思議の弥陀」であります…

罪人でも
盗人でもないの

キリシタンだ…というだけで
処刑するぞー!!という
勢い(火)を消し去りたい!!


そんな想いの
阿弥陀仏でしょうか??


これは…勝手な私の推測だけど





小窓から覗けます…







でも
この栄国寺の境内にある

「切支丹遺跡博物館」


ここに入ると


この博物館の展示品が展示されているスペースが
この本堂と繋がっており


御覧のような
悲しくも優し気な表情でいらっしゃる姿が
間近で拝めます!!
合掌!合掌!!!







さてさて…
この本堂の参道挟んで反対側には


賽の河原地蔵堂…





覗けば実にシュールな光景










幼児のような
表情で
保育園児のそばにいられて
園児たちを温かく見守っているような…


善光寺如来







さらには





お釈迦様のお堂と















けして広くはない境内に
お堂が実にたくさんあって…



境内のいたるところに
お地蔵様も…







さてさて
謎はずいぶんと分かりつつあるも


「お寺の中にキリシタンの博物館」???


このお寺のことを知った時に
二つの宗教が混在していることに
不思議に思えた

栄国寺境内にある

「切支丹遺跡博物館」











は…
「本堂の鬼瓦」が置かれている





この左奥…




これが




「切支丹遺跡博物館」


実は…
着いた時は
拝観時間外だったらしいんですが…
そんなことは知らずに
玄関のブザーを鳴らしたら
ご住職様が出ていらして…


「どうぞ!どうぞ」と


展示されている部屋の電気をわざわざつけてくださいました…
感謝!感謝!!


ご本尊の阿弥陀如来さまのように
温かいご住職様でした…


拝観料は…たったの百円


さっき、本堂に
「願掛け」でお賽銭をしたお金と同額!!



館内の展示品は撮影OK!
だけど…


SNSにあげるのは
やめてほしいとのことだったので



そうとは知らずに撮ってしまった??

この「切支丹遺跡博物館」玄関以降






…の写真は撮らせていただいたけど…
ここにアップはしませんが…



切支丹不動版画


この版画で描かれた不動明王の
梵字のように見えるところに
ゼウス(イエス)の『J』と胸に『S』が
隠されていた
り…



みようによっては円空仏にみえなくもない
マリア観音(抱いているのはもちろんキリスト)
隠し辯天

銅製の絵踏み



など…など…


もう…陳列棚の中に
所狭しと当時のキリシタンのものが並べてありました…


幕府の弾圧を
いかに…キリシタン信者はくぐり抜けるか…


そんな必死な信仰への熱い想いが
ひしひしと伝わってきました…




境内のいたるところにある
灯篭の…


土台(竿)の部分が
十字架
になっていて
そこにキリストさまを重ねて
拝んだんだとか…































そー思えば
確かに十字架だー!!



さらに…
ここにも…











ほら!









この「切支丹遺跡博物館」の展示スペースは
本堂と繋がっていて

先ほど紹介した

ご本尊の阿弥陀如来像が…
ど真ん中にどどん!!と鎮座されているのですが…



その廻りにも
魅かれる仏様がいらっしゃいまして


それは



「五臓阿弥陀仏」

この仏様
座禅を組んでいないのよ!!


片足を伸ばして
実にラフな姿で…

休日公園のベンチに座ってるおとーさんのよーなお姿で
いらっしゃるのよ!!


な、なんとこの仏像の胎内には木造の内臓模型が入っているらしいのよ!!




鎌倉時代作の「清涼寺式釈迦如来像」



これまた


特殊なレントゲンで撮ったような写真が横に展示してあり…
喉の部分に、小さな仏像と慈悲を表現する鈴が内蔵されているのが写っていました…



他にも
ガラスケースの中で
眠る
お釈迦さまの涅槃像


色鮮やかな
馬頭観音さまなど
さまざまな仏様が拝めて

たったの百円!!



それも
閉館時間にきたというのに
これらの展示を拝ませてくれる
栄国寺のご住職様!!



このご住職様だからこそ
このご住職様のご先祖様だこそ
キリスト様も総括して
仏様が
温かく包んでくれたんだろうな




そんな温かみの一方で


ここで…
殺傷事件も
強盗事件も犯していないのに
その罪人と一緒に
キリスト教を信仰していたがために
幕府から逃げきれずに…処刑された
江戸時代に想いを馳せると
キリスト教信者でもない私でも
胸が苦しくなる…


ただ…
そんなこの地でも
日常は…園児の笑い声に包まれているんだろうな…



そんな…
ありきたりの平和に感謝しながら…



アベ総理の
辺野古の美しい海を壊すこと
アメリカさんからの巨額の武器を購入したこと…
こんなこと願ってもいないのに

払うのは…私たち国民

だからか??…消費税10パーセント!!


「銅製の絵踏み」を強要されてる
当時のキリシタン信者と被って感じたのは私だけでしょうか??



「銅製の絵踏み」


「銅製の…

「銅製…」



いったい私たちは「どうせいっ(銅製っ)」ちゅうねん!!





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