望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話フルコース(15)どったんばったん、の作り方・その5

2014-06-12 23:59:03 | 舞台・ウラ話

定次につかみかかる吉松を止める。

ただそれだけに、
どれほどの稽古が繰り返されたか。



定次(左・赤ジャージ)に腹を立て、ののしる吉松(右・モスグリーンジャージ)



定次に掴みかかっていく吉松




 <はい、もう1回>

 <もっと早く、吉松を止めて下さい>



 ・・・10回ほど繰り返して・・・





「〇〇さん、もうちょっと早く、間に入ってくださいよ~」




「動画、撮ってみましょうか」

「あ、その方が、問題点がわかりやすいね」



・・・動画を見て、また何度も繰り返して・・・






  「・・・・・・・」


  「・・・・・・・」


  「・・・だめだな・・・」




 <じゃあ、後ろも、もっと強く引っ張ってみよう>


と、演出家自ら、演技指導。

その力の強さに、吉松ヨタヨタ。



そしてまた、何度も繰り返す。

動きが決まれば、台詞がとび(出なくなり)、

うまくいったと思えば、
テンポが悪いとダメ出しが出る。


大勢のシーンになると、
「動ける役者」だけを揃えるワケにいかないので、

そこをどうフォローするかで、
試行錯誤の繰り返しになります。



でも演出家は、絶対に妥協しません。

納得のいくシーンが作れるまで、
「ま、いっか」はないのです。


全員、汗だく。

全員、ヨレヨレ。



一方、この乱闘に加わらない凛は、


「絶対、楽しんでただろ?」(by吉松)



こちらはこの日のブログ当番。


「今日のネタは、これで決まり



これは、違う日。


この日も、ひたすら繰り返し。





でも、その苦労の甲斐あって、



 本番では理想の形に(当たり前!)。



 ・・・お疲れさま(笑)



   (つづく)






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