我ながら、今回のウラ話のマジメさに、
どうなっちゃったんだろうとウロたえておりますが、
でも考えてみれば、
マジメな話だけで、稽古が進むワケはないんです。
はい。いろいろと思い出してまいりました
今はあんまり放送してないのかもですが、
昔、よくNG大賞ってありましたよね。
ドラマの収録のときの笑えるNGを集めた番組。
舞台の稽古中っていうのも、
ああいうNGが繰り返されて、
形になっていくようなものなんです。
稽古というのは、トチって、すべって、冒険してなんぼ!
これが許される座組が、いい座組だと、
私は思っています。
やっぱりあるんですよね~、
演出家が怖すぎて萎縮する座組とか、
ミスを笑えない雰囲気とか、
共演者が足を引っ張り合う座組とか。
いろいろと・・・。
でも、今回は、ちょっとないほどの、いい座組。
ってことは、ミスし放題!
いやいやいや、そういう座組に限って、
それほどなかったのですが・・・。
でも思い起こせば、それなりにはあったっけ。
たとえば・・・、
北条雷太と、ナオの夫・徳造が嵐に遭うシーン。
本番では音響さんと照明さんの力を借りつつ、
2人の迫力のある動きと、しずえの緊張感のある語りで、
大きな山場のシーンになっていたと思います。
しかし、こんな大変なシーンが、
稽古の時からうまくいくワケはないのでして・・・。
このシーンは、
しずえの実況中継のような台詞と、
男2人の、激しい動きと緊迫した台詞の応酬、
この2つがぴったり合ってこそ、
迫力のあるものになります。
しかし、稽古中は、
台詞はうろ覚えだから、止まったり飛ばしたり。
動きもまだ固めきれてない。
その上、動きながらの会話も多い。
だけど、緊迫感をもって、早く喋り倒さねばならない!
となると、どうなるかというと・・・。
しずえ「そして船は嵐に巻き込まれた。玄界灘の・・・、玄界灘の・・・・・・」
(あれ、出てこないみたいだな)
しずえ「襲いかかる黒い波・・・」
(お、つながった。次何だったっけ)
しずえ「2人は海へ放り出された!」
(え?え? 早っ!)
2人があわててどぶーん!
(つづく)
ーーーーーーーーーーーーー
ブログランキング参加中
人気ブログランキング
よろしければ、クリックを!
ーーーーーーーーーーーーー