とりあえず道具でもいいから、何かを使わねばと、
わかっていても、適当な物がなくて、
ま、いっかと、エアーでやっていたのが、
気絶した北条さんを寝かせるシートでした。
ね!
覚えてるワケないですよね?
むちゃくちゃ地味な小道具でして、
これ↓↓でゴザイマス。
これは本番用のもので、
これを、しずえと一緒に敷いていたんですが、
最初のころは、適当なものが全然なくて、
何となく、エアーでやってたんですね。
しかし演出家に、
「何かシートの代わりになるものを、
敷いてもらえますか?」
と言われた時、
「うわっ、そうであった!」と気がつきました。
こんな、敷くだけの地味な小道具なんて、
なくても構わないように思うのですが、
実はエアーだと、とても困るんです。
なぜなら・・・、
敷くのはいいけど、我々は離れてしまうので、
あとで誰がこれを片づけるのか?
そしてそれを、いつ、誰が、ハケるか?
この段取りが決まっていないと、
舞台にシートだけがそのまま残る・・・なんてことに
こういう、地味&かさばる小道具ほど、
とりあえず道具が必要だったんですね。
でも手元には何もない。
さて、どうしたものか・・・。
その時、稽古場として使っていたのは、
区の公共施設。
何かないものか・・・、
と、ぐるりと見回すと・・・、
おっ、見つけた!
あったじゃないの~、ほらっ!
エレクトーンの上に・・・掛けてある・・・あれ!!
長さもぴったり。
これぞ、最高のとりあえず道具~。
はい。管理人さんに見つかることもなく、
何回も重宝に使わせて頂きました
まぁ、本番用のシートがあっても、
通しの前に、それを仕込み忘れて、
ヨタヨタ歩いていたおばあちゃんが、
突然、小道具置き場へダッシュ!
シートを抱えて戻ってきて、
また何ごともなかったかのように、
おばあちゃんに戻る、なんてこともやったなぁ(遠い目)。
はたまた、
ラストにヒカリがケーキを見つけるシーンで、
後ろを振り向いたら・・・何もない。
おーい、ケーキ置き忘れてるぞーーーっ!
と思いつつ、エアーのケーキで済ませたり。
陣八が騎一郎に、
「これで腹を切れ」
ん? 何も持ってないぞーーーっ!
だけど、エアーで腹を切ったりと、
道具があっても、それを忘れることもあり、
ワタワタしながらも、稽古は進んでいくのでありました
(つづく)
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