小道具や早替え衣裳などのセットや、メイク。
そして、声出しと台詞の復唱。


はたまたラジオ体操。

少し食べておかないと、お腹が空くし、
お客様へのメールやご予約の対応も早めにやりたいし、と、
このあたりは、それぞれのペースがあるので、
とにかく、お互いに邪魔しないのがルール。
もう、みんな、ホントにてんでバラバラです。
そして、バラバラなりに、
みんな、意外にこだわっているのが、
「ゲン担ぎ」だったりします。
昔、共演した役者さんで、本番前には必ず、
「じ~んせい楽ありゃ苦~もあるさ~」を、
大声でフルコーラス歌う、って人もいました(笑)
こんな感じで、本番前には、必ずこれをやる、
と決めていることもあれば、
「昨日、梅干のおにぎり食べてうまくいったから」
と、ずっと梅干握りを食べ続けることも。
やっぱり舞台は「ナマもの」だから、怖いんですよね。
何でもいいから、自分はこれで大丈夫!
みたいなものを作っておきたいんだと思います。
そして開場して、開演10分前くらいになると、
それぞれ共演者と、握手したり、ハグしたりして、舞台へ。
この握手とかハグ。
もちろん、座組にもよりますが、
雰囲気のいい座組であれば、たいがいやります。
そうなのです。
これでだいたい、座組の空気がわかるのです(笑)
その昔、先輩の男性の役者さんに、
「よろしくお願いします!」と手を出したら、
「ああ」とだけで、完全に無視されたことが・・・。
出したこの手はどうすりゃいいの?
人間関係、大事です(笑)
やはりスキンシップって、
特別な効果があるんですよね。
お互いに言葉を越えた何かが伝わってくる。
それが、これから舞台に上がるってときに、
ものすごく力になる気がします。
芝居は一人じゃできない、ということを、
原体験として思い出させてくれる、みたいな。
といっても、全員にいちいちハグしてたら、
時間が足りなくなる!
(そういう座組もありますが、ちょっと大変

なので、ハグをするのは、役柄が近い、
夫婦役とか、恋人役とか親友役などにして、
あとは握手とかハイタッチにすることが多いかな。
でもね、そうすると、
・・・バカみたいな話なんですけど、
そういう相手のいない役の人が、
ものすごーーーく寂しかったりするんです。
え? たかがハグする相手がいないだけで?
それも役の上のことだけなのに?
どうして? って思うでしょ?
それがね~、
これ、ほんっきで、マジで、寂しいんです!
それほど、ハグの安心感って、あるものなんです。
そして今回、期せずして、
そんな実験をすることになりました。
(つづく)
ーーーーーーーーーーーーー


人気ブログランキング
よろしければ、

ーーーーーーーーーーーーー