夏も終わろうとする 8月の末 私の部屋のエアコンが故障しました。
長く働いてもらったエアコンですから もう修理の部品もないだろうと思うし……。
思い切って 電器屋さんに電話して 取り換えていただきました。
工事が済んで 代金を支払ったら 領収書と一緒にタオルを一本いただきました。
一昔前なら ともかく今の時代に タオルを一本いただくことは めったにありません。
私が子供のころは 盆 暮れにはいつも買い物をするお店からは 必ず日めくりカレンダーや 日本タオルが届いていました。
私の住む この田舎にも 田圃の中の国道沿いに 今流行の新しい量販店が開店しました。
24時間営業で ネオンを輝かせています。
どんなところか 野次馬根性の私出かけてみました。
ショッピングの籠に 品物を入れて出口のレジで精算ですが レジの台数半分は 自分で精算する仕組みです。
えっ? と私 私はお客よ ありがとうございますの一言もなく お前に売ってやるのだ 金を払って 持って帰れとまでは言わなくても
そんな仕組みです。
パーコードを画面に当て読み取らせ 自前の袋を広げて入れていきます。
高齢の私 皺をバーコードと間違えて液晶画面が読み取るのではないかと 短い手を伸ばして 掲げます。
小銭を探して入れるのは 後ろの方にご迷惑かと 高額紙幣をかませて お釣りを待ちます。
ようやく精算を終えて わずかな高齢者の買い物が終わりです。
ありがとうございますの言葉も お気をつけての言葉もありません。
何とも 味気ない買い物でした。
これからは こんなお店が多くなるのでしょうが 高齢者には 買い物も難儀になりそうです。