
先日 テレビで懐かしい映画を放映していました。
あの 終戦から4年過ぎたばかりの 混乱の中 公開された映画「青い山脈」 です。
古い映画ですが 近頃は デジタル処理画像とかで 鮮明に見ることができます。
戦後色々な監督さんや 俳優さんで 制作されいているようですが 先日の「青い山脈は」 今井正監督の 一番最初のものでした。
家事をしながらちらちら見ていましたが 最初の画面で 杉葉子 が自宅の鶏の卵を 鞄から出して 売る画面がありました。
なんと 一個20円と 言っています。えっ とうとう私も 耳に来たか と振り返ると確かに 一個20円と 言っています。
先日 卵を地場産品売り場で 10個 200円で買ったばかりです。
卵が 物価の優等生と言われる 所以でしょうか。
それでも私の世代では 卵がぜいたく品だとの 思いはぬぐえません。
遠足での ゆで卵や ご近所のお見舞いには もみ殻に埋まった卵を届けていました。
そんな卵の存在は この年になっても 抜けていません。
今朝も 味噌汁に 卵を一個入れるか 二個入れるか 躊躇する自分がいます。
一個目は もちろん穴熊さんのためですが 二個目は 私の爲 「いいのか 卵を食べるほど働いているか」と 自問自答しています。
あの 産みたての 温かい卵のぬくもりを 思い出しています。