端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

針 山

2016-02-09 | Weblog

縫物をするようになって 道具にも 拘るようになりました。

縫い針も 短いものから 長いものまで 細いものから太いものまで 待ち針もアイロンが 当たっても大丈夫の硬質ガラスのものなど

道具の楽しみもあります。

パッチワークをはじめたころ 骨董市で中華の蒸籠を見つけ 針山を作りました。

これが 使い勝手がいいのです。 

そこで何度も 直径10㎝の 蒸籠を探し 針山を作っています。

今回は 加代子さんが柿渋を塗ってくれ 古い書物の紙を貼ってくれました。

無地は 紬の着物の端布 チェックは 布団生地だったものです。

短い針が中にめり込んでも 本体を出して 押さえれば出てきます。

飴の缶 小さな杯 など なんでも 針山にしてしまいます。

容器の直径を計り 倍の直径の円の型紙を作り 縫い代を作り 縫い縮めて 中に純毛の毛糸を入れています。

今は工場で大量に 針が作られますが 昔昔の女性は 数本を 大事に大事に使っていたようです。

縫物を楽しみつつ 沢山の道具たちに お世話になっていることに 気が付きました。

 

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大島紬

2015-12-22 | Weblog

ネットで見つけた 大島紬の 端布です。

さすが大島紬です。 手触りが違います。 模様も色も色々ですが 端布で袋を作る私には 十分です。

さすがに 本場の竜郷のものは 入っていません。

一昔前に 流行った大島紬だと 思っています。

47才で 逝った母の着物の中に この手の大島紬が 一枚あり 解いて母の着物を表に私の着物を裏にして コートを仕立てましたが

何せ 古い大島でしたから 根性がなく 時々 大事に着ている私です。

着物で仕立てるときは 高価でしたが ネットのオークションでは割と安く 出ています。

着物を着る機会が 少なくなり 着物姿のご婦人を見かけることも 少なくなりました。

一寸 さびしい気がします。

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2015-10-09 | Weblog

高齢者二人の生活 毎日が日曜日です。

それでも色々 予定が入り 忘れてはいけないと 暦の予定を二人で確認しています。

穴熊さんは 涼しくなって体調も戻ったようで このところ 一日おきに ゴルフに出かけています。

私は ゆっくりした気分ですが 展示会を数日後に控え 落ち着きません。

畑の隅の 柿の実が色づき始めました。

ヒヨドリやカラスが 美味しそうなのからつつき始めました。

一大事です。

朝のかたずけも しないで 柿取りに挑戦です。

長い竹竿を 振り回して ばあばあの 挑戦です。  

あー 柿色とは こんな色なんだーと 眺めています。

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ボストンバック

2015-10-01 | Weblog

ボストンバックが出来上がりました。

もういくつ作ったことでしょう。 私の手元には 一個も残っていません。

端布で作る 私の恋人のようなものです。

使い古された小さな布たちに ねぎらいの言葉をかけ 我流の刺繍で お返しをしています。

隅には 私ブランドの ネームを入れました。 

横です。

いつもは酒袋の布を底に使いますが 広いものがなく仕方なく 普通の厚めの布を ミシンでキルトして使いました。

開け口は 25㎝のファスナーを 二本つけました。

取っ手は 紐を三つ編みにし つけました。

出来あがって眺めているとわが子のような気がします。 

あーでもない こーでもないと やり直していると 出来上がったときの 喜びはひとしおです。

ぼろ布を広げて 針を握っている健康なればこそです。 こんな小さな幸せが 本当は大きいのかもしれないと近頃思います。

このボストン幅 51㎝ 深さ30㎝ 底幅30㎝です。

これに着替えを入れてひなびた 温泉に一泊なんて いいですね。

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懐かしい

2015-09-22 | Weblog

昨日の 敬老会の会場入口で懐かしいものを 見つけました。

ニッケイです。  

子供のころ運動会の露店に 並んでいました。

我が家にも 大きなニッケイの木がありましたが 大きくなりすぎて 切り倒してしまいました。

小枝を 口に入れ かじるといい香りが 口いっぱいに広がります。

お菓子や 料理に使うときは 樹皮だけを 乾燥して丸めて スーパーなどに出ていますが この香りはくらべものになりません。

戦後の食べ物のない時代 まだチューインガムが 珍しいころ よくかじっていたことを 思い出しました。

あのころは 肥満もメタボ 高脂血症も 高血糖症も聞くことはありませんでした。

その代り 鼻を垂らし しらみを抱え皮膚病も多く 今テレビで見る 難民そのものでした。

戦争に負けるということは それが終わっても長い期間 弱者に影響を与えるものだと 思い返しています。

昨日 このニッケイをかじっていたら 若いママから 何を食べているのですか と聞かれてしまいました。

食べ物の豊富な 今の時代 知らないお方も 多いでしょうね。

 

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持ち手

2015-09-18 | Weblog

 

買い物用の バックが出来上がりました。

以前にも 一個作っていました。

以前作ったのは これです。

持ち手が どうも納得いかず 市販の安いものを 買って 付け直しました

これで自分も納得です。

口の部分の無地のこげ茶の布 品切れで 少々不満の布を購入して作りました。

口にはしっかり アメリカ製のマグネットボタンをつけました。

使い勝ての良い バックです。

 

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猫のポーチ

2015-09-12 | Weblog

猫のポーチが 出来上がりました。

布にほころびがありましたので 尻尾を 長くしました。

最初から2個作るつもりで 布を準備しましたが 一個出来上がって 顔がうまくいかず やめてしまいました。

それでも布を無駄にできず 又広げて始めましたが 今度は型紙が 行方不明です。

一杯広げて 探しますが 見つかりません。

仕方なく出来上がった一個を 縦 横 はかり 型紙を作り 再度挑戦しましたが 同じように行きません。

絵ごころのない我が遺伝子を 恨めしく思っています。

この猫の ポーチ仲良く 2個 並んで待っていますので 10月の展示会 お待ちしています。

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赤芽芋

2015-09-11 | Weblog

昨日 産直市場で 赤芽芋を見つけました。

お盆のころから 早生石川里芋は見かけますが 私の好みではありません。

小ぶりですが 安い値段が魅力的です。  

寅さんの好物で 柴又に帰省のときは おばちゃんが 夕餉の食卓に 並べていました。

物語の中で 監督さんのこだわりの食べ物だったようです。

また監督さんの好みのクラシック音楽が 随所に流れ それも楽しみでした。

夕べは 寅さんを思い出しながら 丁寧に皮をむき 椎茸の欠け葉を入れて 煮っころがしにしました。

寅さんや 亡き母を思い出しつつ 芋の煮っころがしを つついていました。

お彼岸も もうすぐです。 朝夕の風も 秋の気配です。

 

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蚊 絣

2015-08-20 | Weblog

私が時折 いいなあーと 参加している 新潟県村上市の方の オークションに 蚊絣が出ていました。

趣味で パッチワークや縫物をしている私 古い着物 特に木綿の古着を探していますが 中々出会いが ありません。

年に数回の県内の小さな骨董市に出かけてはいるものの わくわくする襤褸布には出会いません。

絹の晴れ着は 大事に箪笥にしまってあったものが多く 割合たくさん見かけますが 木綿の古着は 縫い直しされ 布団や座布団 はては一升袋と変身し 綺麗な姿のものはなかなか見かけません。

昨今 おしゃれなマダムが 戦前の味わいある 木綿の古着で作ったリメイクの洋服を 体型を気にすることなく 楽しんでおられるのが流行で だんだんお値段も高騰しています。

先日オークションで見つけた 蚊絣 眠い目を気にしつつ 残り時間を気にしつつ 誰か値段を吊り上げないことを願いつつ パソコンとにらめっこ 落札。

そして一枚の着物が届きました。

すぐ解いたのは言うまでもありません。

糸くずをとり ネットに入れて 洗濯機へ。  陰干しをして半分乾いたところで アイロンをかけます。

直線裁ちの着物を考えた 昔の人は偉いと 耳をそろえて アイロンが走ります。

私の若いころはまだ 嫁入り道具に 張り板が揃えられていました。

着物をほどき 洗って のりをつけ 板に丁寧に張り付けていきます。あくまでも 直線を生かし次に着物に仕立てるときに 仕立てやすくするのが一番でした。

張り板は 一枚板で 立てて干しますので 場所も取らず 女の財産でした。

今は 着物を縫い返すこともなく自分で仕立てる女性も 少なくなりました。

蚊絣に 布目を大事に アイロンをかけつつ 小さな布きれまで アイロンを掛け 何を作るか あれこれ考えつつ わくわくしています。

 

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2015-07-29 | Weblog

いつもお世話になっている 日本橋正三郎さんの鋏です。

24㎝の 大きい方は高校卒業して すぐ夜間の洋裁学校に通っていたころ購入したものです。

仕事帰りに 夜間の洋裁学校に通学する口実は やがて 父の厳しい目をごまかして 友達二人で 遊んでいました。

あのころの遊びは 可愛いものです。 半ドンの土曜日に 社交ダンスの教室に通ったり 料理の教室に行ったり 編み物教室に通ったり

どれも身についていません。

裁ち鋏だけは 研ぎに出し 今でも 鋭い切れ味で 働いています。

小さいほうの 22㎝のものは パッチワークを初めて 大きすぎる鋏は 使いにくくて 少し小さいものをと 購入したものです。

今でも現役で バッチリと仕事をしてくれます。

しかし 近頃この22㎝も 重く感じるようになりました。

年齢とともに 握力も弱ってきたようです。

キッチン秤に載せて見ましたら 150gです。 情けないことこの上なしです。

鋏と〇〇は使いよう と母は 私に用事を言いつけていました。

他に 小ぶりの鋏があるのですが この二本の鋏の切れ味には かないません。

私の小さな財産です。

 

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