端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

切れ端

2009-02-16 | Weblog
地元の老舗の和菓子屋 箱入りのカステラは 定番で心して お土産を用意する
時に 利用していますが 運よく沢山仕上げられたカステラの 成型をしている
時に出会えば ざらざらのザラメ沢山の切れ端に出会い 格安で手に入れることがあります。

今回の旅行 カステラの本場 長崎のめがね橋の傍の「匠寛堂」さんの
由緒正しい物を お土産に買いましたが その後 立ち寄った旅行会社に おんぶに抱っこらしい カステラ工場で 見つけましたよ。
カステラの切れ端のパック。 
簡易包装で格安なお値段。 味は分かりませんが ザラメ一杯の 端切れです。

子供の頃 母が海苔巻きを作るとき 姉弟で母の手元を見つめていました。
巻き終わり 包丁を入れた後の切れ端が目的でした。
甘煮の干瓢や卵焼きが 余分に出ていて 綺麗に切ったものより おいしかった記憶があります。
貧しい家にもそれなりの 楽しみでした。

近頃 歳を重ねて 色々な方との出会いがありますが 人間も四角四面より 
味のある切れ端のような方のほうが 味わいがあるような気がします。
これも年寄りに 近い証拠でしょうか。

この 切れ端のカステラ 濃い目のお茶を淹れ 今日はゆっくり旅の
疲れを取りたいと思います。
ちなみに 私の地方 疲れたは「ダレター」といいます。
そこで晩酌は「ダレヤメ」 つまり「ダレ止め」なのです。

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