端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

金 柑

2008-03-15 | Weblog
私の住む宮崎県 近頃「金柑」を売り出し中です。
ご近所どこでも 「金柑」は庭や畑の隅に植えてありますが 飽食の
今 収穫することもなく 百舌やカラスがつついています。

その「金柑」に手間をかけ なんと直径3.3cm 外皮の糖度20度に
あげて名前も「きんかんたまたま」でブランド化して売り出し中です。
金柑の中の金柑です。

地元の私たちでも めったに口に出来ませんが それ以外の規格外は
沢山地場産品の 産直市場で売り出し中です。

先日は 穴熊さんのお友達の 栽培農家の方から沢山頂き 甘露煮に
しましたが 残りを今朝 朝食の準備中に 金柑のジャムにして
みました。我が家の路地物金柑は 皮が少し硬いのですが 頂いた
金柑はハウス物で 生まれは争えず皮も柔らかなのです。
自分では「甲の上」の出来だと思います。

台所にまだ金柑の いい香りが漂っています。


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ポシェット

2008-03-14 | Weblog
訪ねたお宅の庭に 綺麗な椿が咲いていました。
この時期 色々な椿を見比べています。

このピンクの 可愛い椿は大人の親指ほどの大きさです。

この 豪華なのは 肥後椿とのこと。
花がすぐ落ちるので 忌み嫌う人もありますが この時期 私は
楽しんでいます。

寒さや雑事を理由に 中々針を握っていませんでしたが 始めました。
このポシェット 4個作ろうと 始めましたが 2個出来上がった
ところで食傷しています。
残り2個 自分をだましだまし 作ることになりそうです。
縦35cm 横21cm 出来上がりは縦25cmです。

上の部分をまげて 蓋になります。
マグネットのぼたんで 閉まります。
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話 す

2008-03-13 | Weblog
何かせねば ぼけると 昨年から町の主催する「学級」に席を置いて
いましたが 今日はその閉校式でした。

田舎の町の 生涯学習ですが 閉校式の余興は 県北出身で 活躍中の
素人の「落語家さん」二人の ミニ寄席でした。
田舎に住んでいると 生の落語に接することは余りありません。
久しぶりに笑い 30aHくらいだったでしょうか。

テレビで見ることはあっても 生は全然違います。
子供を育て上げたくらいの年増の女性の「可愛家愛可」さんは「抜け雀」
素人の域を出ていました。 
それもそのはず おでん屋さんの座敷で 定例の高座に出演中とか。

もう一人の「林家九蔵」さんは その名のとおりプロの落語家さんとの
交流もある方で今日は「禁酒番屋」での一席でした。

近頃は素人と言っても プロに負けない素人が多く びっくりします。

それにしても 女が集まるとおしゃべりに花が咲きますが 皆に聞いて
もらいたい気持ちのほうが 先になり話が支離滅裂になったり 
「あんた 何を言いたいの」と聞き返したいくらいの時や 
「それがどうしたの」
と思うことなんかよくあります。

一生懸命話しても 相手に伝わらないときや 言葉少なくても 十分
相手の気持ちが理解できる時もあります。

きついことを言われているのに なるほどと思わせる人と あの人の
言葉は 棘があると感じこともあります。

適当な「間」も 大事なようで 立て板に水の おしゃべりは 何も
耳にも心にも残っていません。
今日 生の落語に接して つくづくおしゃべりは 難しいと
思いました。
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田起し

2008-03-12 | Weblog
三月に入り なんだか体調が変でした。

風邪も引いていないのに くしゃみが連続して出るし 周りからは
「うるさい」といわれるし 誰か私の噂をしているのかと思ったり
その内 風邪なら治るだろうと思っていたら 目の周りがかゆく
なりました。
そうです 花粉症らしいのです。
くしゃみはそんなに激しくありませんが 目のかゆさが いけません。

友人に話したら 誰でも体に花粉を入れる入れ物を持っていて それが
一杯になったら症状が出るらしいとか。

なんと名言でしょう。

田舎に住んでいるので 周りは杉の木ばかりですが 今までなんとも
なかったのです。
医院に行くほどでもないので これを口実に 外出を控えましょう。

それにしても 他人ごとに感じていたのに 私がなるなんて 
思いもしませんでした。

暖かくなり あちこちで「田起し」が始まりました。
田んぼの 水の取り入れ口を開けると 乾いた土がどんどん水を
吸い込んでいきます。感動する瞬間です。
稲作農家の一年の始まりです。


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故 郷

2008-03-11 | Weblog
喜寿を過ぎてもまだ 一眼レフを片手に 写真を撮り続けている
邦子さんが なんと県展で準特選に入選しているのを 新聞で見つけ
早速 美術館に見に行きました。

日曜日で 沢山の人でしたが まずは写真の部拝見と足を向けたら
そこでばったり 邦子さんとご主人にお会いして おめでとうの挨拶。

ありました。準特選の写真。
それは 山奥の邦子さんの故郷の小さな小学校が廃校になり 訪ねる人
もなく 荒れている 様子の白黒の組写真でした。

じっと前に立って見ていると 廃校の悲しんでいる様子が伺われ
私も胸が熱くなり 涙が出そうでした。

邦子さんは「私の母校よ」といいましたが寂しそうでした。
過疎の故郷を撮り続ける邦子さん まだまだ元気です。

還暦を過ぎてから 始めた趣味のカメラに 情熱を燃やす
邦子さんの目は 輝いています。
見習わなくては と思った一日でした。
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さくら

2008-03-07 | Weblog
 
時折 通るお宅の庭に桜の木があるのは 知っていましたが
先日 通ってみましたら 寒空に見事にピンクの花を咲かせていました。

この桜 早咲きで 生花用に出荷されることが多いとか。
色々な春の行事を飾っているのでしょう。

日本の花「さくら」は花そのものの美しさもありますが 日本人なら
「さくら」を見ると思い出す思い出を一つや二つ持っているの
ではないでしょうか。
そんな思いが「さくら」の花に 特別な想いを抱かせるのでしょう。
 
私も この「さくら」の花を見ると 思い出すことがあります。
長男と同じ大学に進む長男の友人と穴熊さんと私とで 九州山脈を越えて
大学まで送って行った時 途中の山桜が満開で 本当に綺麗でした。
穏やかな日 新しい息子達の門出と 親の心配と 寂しさとを
うなずいて 微笑んでいるようでした。

親から自由になる子供達は ギターを膝に嬉しさ一杯 親は子離れ
準備が出来ていずに 無口のまま。

今でもはっきり脳裏に映し出されます。
昨日 見た桜 その横に可愛い藪椿

そして 白い椿


買い物 途中寄り道のミニ花見でした。
今月の末からは さくら前線もスタートするとか 楽しみです。
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あれ!

2008-03-05 | Weblog
夕べあんなに 激しかった風が未明に止んだのか 今朝は真っ白な
霜です。

コンロに火をつけ いつものように 台所で朝ごはんの用意をします。
二人暮らしの 味噌汁の鍋はコンロの上で味噌の入るのを待っています。
振り向いて 三歩の「冷蔵庫」の取っ手を握って 固まりました。

「あれ!」何の為に冷蔵庫を開けるのか 分かりません。
記憶が消えました。
確かに何か 必要で ここに立っているのに 振り向いても 
思い出しません。 真っ白です。

ドアーの取っ手を右手で握り 下を向き 左脳に問いますが 返事なし。
仕方なく 又コンロの前に立ちました。

分かりました。 味噌汁の具にもう一品 豆腐を入れようと 思い
冷蔵庫を開けようとしたのでした。
無事 豆腐は味噌汁の中に 入りました。

先日は 出掛けに 時計を忘れ 履きかけの靴を脱ぎ 部屋へ取りに
戻りましたが 何をとりに戻ったのか 忘れしばし考え 
思い出しました。
前日の夜 何を食べたか忘れるのはまだいいが 食べたか
食べなかったか 分からなくなったら 危ないと聞いたことがあります。

食い意地の張った私 それはまだありませんが 危ないものです。

穴熊さんは 昨日のコンペの成績を嘆き 今日のコンペの組み合わせを
見つつ スコアの胸算を 鼻歌交じりにしきりにしています。
あの 雑音がいけないのです。

気をつけなければ と自分に言い聞かせています。
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2008-03-03 | Weblog
今朝 ちょっと早起きして 田舎の「まぜ寿司」を作りました。
具は 暇の時に大きな鍋で作り 小分けして冷凍しておきますので
わりと手軽に作れるのです。

私の住むこの田舎 寿司といえばこの まぜ寿司を言います。
何事かで お呼ばれした時は 終わりに必ずこのお寿司が出ます。
そのため大抵の家庭には 大きな寿司桶があります。

我が家にも大きな寿司桶がありますが 家族が少なくなってからは
直径34cmの小ぶりのを使っています。
この桶 箍がこんな感じです。

ですから 使うとき緩んでいて しばらく水を入れて 箍を締めます。
この寿司桶 円形の底と横4cm縦10cmの小板が25枚周りに並び
この箍で形を作っているのです。
日本の尺貫法で作る この桶 昔の職人さん πや円周率の計算どんなに
したのかと 野次馬精神のある私は 変なところで興味があります。

箍が外れると 素人ではとても 元通りに出来ません。
乾燥した 冬は時々点検して 水を含ませ形を整える必要があるのです。

子供の頃 叱られるとき 「箍が緩んでいるのではないか」と父に
よく言われていましたが その意味 今になって身に染みています。

今 こんな小言を言われても 中身のほうが枯れて 箍が外れそうです。

寿司を混ぜる時は 適当に水分を吸ってくれる桶が一番です。
ボールなどで混ぜたものは べちゃべちゃで 美味しくありません。

時には この「寿司ばら」で混ぜることもあります。

この「寿司ばら」 穴熊さんの元職場の方が 定年後の趣味で
作られた物です。 見事なもので 出来栄えも大きさも 
気に入っています。

こんな 昔の知恵の手作りの台所の道具達 段々消えつつあるのは
惜しい気がします。
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ポーチ

2008-03-02 | Weblog
昨年の秋 町の小さな空き店舗ギャラリーで 誘われて開催した 和の
袋物の展示以来 この手の袋好きが我が家に集まります。

教えて!と言われて 各自の持参の布を使って 皆さん色々作って
楽しんでいます。
出来上がると 嬉しさも喜びもあり 一緒に喜んでいます。

その中の一人 「ともこさん」がポーチを作りました。
真ん中の布は 布団だった布で ラベンダーとミモザがそれぞれ
刺繍してあります。

どうせ作るなら2個一緒に作れば と出来上がったのは2個です。
取っ手は キーホルダーに作っていたものを使いました。


幅20センチ 縦22センチで 底はつまみまちです。
口には 20センチのファスナーが付いています。
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2008-03-01 | Weblog
昨夜のあの激しい風は どこへ行ったのだろうか? と
心配したくなるほどの 暖かい春の陽気です。

暦も新しくなり 三月です。
春を前に今日は 田んぼの所有者が 参加しての用水路の点検掃除です。
池からの水が 田植え準備を前に スムーズに流れるように 
するためです。

鍬やスコップを片手に 畦の点検をしたり 土を上げたりして
半日ほどの 作業です。
終われば公民館の庭で 簡単な慰労会がありますが 丁度お昼になる
のでいつも穴熊さんは おにぎりを差し入れです。

我が家のお米を炊いて 熱々を手を真赤にして握り 畑の隅の葉ランを
敷いて 漬物を添えて 昔ながらのご馳走です。
コンビニで買うおにぎりと違って 握りながら色々思いをはせて 
結ぶおにぎりですから きっと美味しいと思います。



この用水路の掃除が済むと やがて水門が開けられ水が流れ始めます。
いよいよ稲作の作業の始まりでにぎやかになります。
外国から沢山の米が輸入され 国内の米農家は肩身を狭くして 減反を
受け入れつつ 米を作っています。

しかし 自分で作って食べる主食の安心は 何物にも替えられないと
近頃は思っています。

八月の上旬には 暑い暑い中の取入れが待っています。
 
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