愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

応募にあたって

2023年06月03日 | 募集
6月6日よりゼミの応募期間に入ります。今年度は学部全体でゼミの授業模様を見学する学生が多いようです。うちのゼミでも合計20人を超える見学者がいました。まともに情報収集せずに応募する学生が例年多数に上っていましたので,今年度の2年生の動きはよい傾向です。

うちのゼミは人気ゼミではないので,1次募集時に応募する学生は少数だと思いますが,応募にあたり,留意してほしいことをここで述べます。

まずコース選択について。商学部では,履修のルール上,選択コースとその学問分野に関連するゼミを一致させなくてもよいことになっています。うちのゼミでも一致の必要はありません。ゼミの担当教員によってはコースとゼミの学習内容を一致させるように要求する場合があります。しかしながら,このゼミはマーケティング専門ゼミですが,ゼミ生の選択コースは流通マーケティングでなくてもよいのです。

過去,会計金融コースやビジネス情報コースを選択しながら,このゼミに所属していたゼミ生は何人も存在します。マーケティングを学びながら簿記の資格を取りたい,情報の高校教員免許を取得することを希望しているがマーケティングも学びたいなど,理由はそれぞれでした。

現役学生が将来どういう職業人生を歩むのか現時点では分かりません。卒業後就職してからしばらくして,所属替えや職種替えを含んだ転職を経験することでしょう。したがって,将来の転身に備えて,若いうちは色々なことを経験し,様々な知識を得ておくことが必要なのです。面白いと思ったことをあれこれ経験すればよいのです。その意味でコースとゼミ専門を違えても何ら問題ないと私は考えています。

つぎに選考について。このゼミでは,人物確認のため応募者に簡単な面接を行います。そして,小論文を書いてもらいます。この小論文によって本人の学力を推し量ります。日本語の読み書き能力,論理的思考力をみる重要な手掛かりにするのです。うちのゼミでは,日本語の読み書き能力がゼミにおいて学問に取り組むうえで最も重要な能力であると考えています。面接だけでは,教員受けの良い,明るく目立つ学生やまじめで従順そうな学生を採用しがちになります。それでは本当にゼミにおいて能力を高めてもらえる学生を取り逃がすかもしれません。

応募者は小論文や面接で,教員迎合的な応答をする必要はありません。「先生の授業の面白さにひかれて・・・」とか,「ゼミの指導風景が私の理想とするもので・・・」とか,そんな表層的な評価を述べても,それが選考上プラスに作用することはありません。こちらでは,文章における主語と述語の対応,指示語や接続語の使い方などを確認します。また表現が具体的であるかどうか,ネット情報の引き写しかどうかなどもみていきます。

最後に,友達と一緒がいいからという理由で応募しないでください。そういう応募者は,所属後友達と刺激しあって学問に取り組むことはほとんどありません。たいてい学びで手を抜こうと友達と共謀し始めます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゼミ募集始まる | トップ | 驚きました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

募集」カテゴリの最新記事