アメリカン・ブルーです。
3月1~3日 久しぶりに仙台の家に向かいました。
夫は私に秋田道・北上付近を抜けたところから広がる青空を見せたかったようです。
暦の上では弥生の季節。
そうは言っても、北上も平泉も大崎も、
そこそこ雪が流れて名残りの景色・・・
ようやく着いた我が家の玄関に出迎えてくれたのは、
気になっていたクリスマスローズのたくさんの蕾でした。

「おかえりなさい。」
そんな声が聞こえるようです。
昨年のこの時期は、夫の運転免許停止期間で、
クリスマスローズに会えないで終わってしまい・・・
なんだかとても久しぶりの対面に、その愛おしさが何倍にも感じられました。
家主が不在でも、律義に季節を奏で、
私に喜びを伝えるように蕾を膨らませていたようです。
ありがとう。

2日は、夫が幕張へ出張。
3日は大学病院でペット画像検査が予定されていたので、
ルナと私も久々に一緒に出掛けて、家の片づけをすることにしていました。
この冬の間、ずっと留守だった家は、
初日、信じられないくらいに冷え切って、
仙台とは思えない寒さでしたが、帰るころには仙台らしい3月上旬の暖かさ。
オマケに、花粉も見事に飛んでいたらしく、
秋田へ帰った翌朝は、今まで静かだった私の花粉アレルギーも目覚めてしまって!!
ようやく今日は、それも落ち着いたところです。

留守の間のわが家の小さなルナの庭も、
お隣のティディ家のパパさんが綺麗に草取りまでしてくださって、
オードリー家からの派遣で番犬してくれているこの子も健在です。
平穏が流れるそこはやっぱり落ち着きますね。



さて・・・
ご心配を頂いておりました夫の身体の事ですが、
検査の結果、直径4.5センチもあった腫瘍が小さくなって、確認できず・・・

そこからのもう一段上の治療を考えていましたが、
心臓の事を考えて、
これ以上の無理な負担を体にかけない方が賢明との主治医の判断で、
一旦、ここで様子を見ることとなりました。
完解していないので、また・・・と、主治医も付け加えていたそうですが、
いま、心臓が壊れてしまっては本当の希望が失われます。
来月、60歳を迎える夫も、
36歳からよく頑張り通しました。
積極的な治療を進めてきましたが、
年齢に合った身体との向き合い方も考えるときになっていました。
それを受け止めることにしました。
でも、私はもちろん、少しほっとしたのも事実で、
また、大事にしつつ、守って行きたいと思います。

近々あの3月11日がやってきますね。
仙台に帰ると、どうしても、色々想うことがあります。
昨日、TVで「金曜プレミアム・消防隊だけが撮った311」と言う番組を観ていましたが、
始っておよそ40分ほどで、私は切ってしまいました。
5年が過ぎようとしていても、その当時を想うと胸が苦しくなって、
そこへ気持ちが返って行きます。
わが家のテラスも、震災の折、端の方がタイル2つほどが欠けていましたが、
そこから水がしみ始め、冬には凍って膨張して、
去年まではここまでではなかったのに・・・・
すっかりと1列、剥がれてしまっておりました。
もう、工事も地震も落ち着いてきた頃ですし、
そろそろ、そんな修繕を始めたいものです。

次に仙台へ向かうときには、
クリスマスローズ・・・満開になっているといいなぁ~
過去最高に数えた花の数・・・94花(3年前)
まだ私がガーデニングにハマる以前でした。
友人Sさんの「お花と雑貨のショップ」で大きな寄せ植え鉢を作ってもらった時に、
そこに植えられていた小さなクリスマスローズ。
他の花が終わって、「これ、どうしよう?」
Mちゃんに相談したら、
わが家をぐるっと回って、「ここに!!」
そう言って、北側の玄関わきの少し屋根がかかる下に植えてくれました。
この場所が、実に絶好の場所だったようです。
あれから何年?
私達が歳を重ねて、「熟女」になって来た?ように、
花も立派な体型になって友情もしっかり根付いています。