アメリカン・ブルーです。
昨年は咲かずじまいだったラベンダー
細々とながら咲きだして、白かと思うほど薄い淡い・・・紫のようです。
草取りをするとラベンダーの香りが漂って、
その場をなかなか離れられません(笑)

今朝、洗濯機が「洗濯終了メロディ」を鳴らしていたので洗面所へ行ってみると、
その小窓から見えるバス停にMちゃんが立っていました。
急いで免許証と携帯のみを持って外へ出て、
手招きをして彼女を呼んで、病院まで送って行きました。
もう少し早いバスに乗りたかったけれど体が動かなかった・・・
そう言っていました。
2週間ほど前に、旦那様の体調が悪いと連絡を貰ったので、
2人を乗せて病院まで送って行ったのですが、
そのまま、入院になってしまい、
そこから、あれよあれよで、手術になって・・・・いろいろと。。。
Mちゃんは、それから毎日病院へ通っています。
2年ほど前になるかしら?
秋田に住んでいた頃に、やはり入院・手術になって、
私は何もしてやれることが無くて、それがとっても切なかったのですが、
Mちゃんは、その時に、
「今までごめんね。 解っているつもりだったけど、実はなんにも解っていなかった。」
夫の病気に関しての事でした。
その立場に立って、初めて、色々な局面に出会ったのでしょう。
そして、今回もまた、同じことを言っていました。

今年は、ラムズイヤーがとても良く咲きました。
葉っぱのスベスベは、トリミングして帰って来たばかりのルナの手触りです。

実は、今回私の方が、Mちゃんに「ごめんね。」と言いたい気持ちなのです。
秋田に居るときは、どう頑張っても何もできない、ある意味、「仕方がない」状況だったのですが、
いま、このそば居ながら、もどかしいくらいに何もできない自分が居ます。
友達であっても、どんどん入り込んで行くことは、私も彼女もしません。
解っているからこそ、一歩引いてそこから何でも見守ってきました。
きっと、こんなもどかしさを彼女も長く感じて来たのだろうか・・・
初めてそう想うことになりました。
その立場になって知る想いがありました。

夏色のセージは肥料をやったせいか、とても良い生育で、
切り戻したら、雪が降る直前まで、庭のどの花よりも長く咲き続けます。

夕方、Mちゃんが「わらび、いる?」
そんなラインを送ってきました。
「そのまま食べられるなら、食べたい。」
息子さんに送られて帰って来たとのことで、久しぶりにお茶を一緒に飲みました。
一生懸命の日々は、人を前向きにして、
そして、自分をきっちり正しながら、明日に備えをするものです。
3週間の予定が、1ヶ月に延びて、もう少し先になりそうですが・・・
あっ・・・今年は「夏至」の日を忘れていました。
陽が長いので、夕方が気になりません。
また、ささやかな時間を作って、小さく笑うMちゃんと向かい合って、
この時を越え、
互いの知る想いをいつまでも、いつまでも大切にして行きたいと思いました。

めしべの先端にもう一つの花があるような・・・ゲラニウム・ビオコボ
最近、目がなかなかもどかしい私ですが、
レンズが教えてくれた感動です。

見ようとしても見えないもの・・・
ある日、角度を変えてみると思わぬ方向から見える様々な想い。
週末から「夏」がやって来るとか・・・
あんまり暑くならないで!
Mちゃんが疲れてしまわないように・・・願っています。