こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

マメンズの痛み

2016-03-07 23:23:20 | 第3章・こまちの里から

アメリカン・ブルーです。



マメンズ・・・気が利く人


そう言う意味だそうです。

私はどちらかと言うとご存知の方も多いでしょうけれど・・・(笑)
気が利かないタイプの人間です。
考えている時間も長いので、タイミングも逃すし、
さっさと何かをすることができません。
母には「1を聞いたら10を悟るように・・・」
良くそう言われて育てられましたが、
私の場合は、悟るけれど行動に繋がらない人で、
逆に、わが夫は、1を聞いたら10パターン動きすぎな人で、
気が利き過ぎのマメンズかもしれません。



そんな「マメ」の部分のお話。。。



「フェーヴ 自由が丘」の豆スイーツにハマっています。
幕張出張の夫のお土産です。
「あれ食べたいね。」
息子の婚約食事会の後に寄った渋谷のヒカリエ。
そこから買って来てくれました。
大好きな辻口シェフの豆のお菓子専門店。
豆は昔から天然のサプリメントとして重宝されていますが、
それを美味しく手軽に取り入れられる・・・
そんな「しあわせ」の意味を込めたお菓子になっています。







豆とドライフルーツがセットになって、
それぞれの相性が計算されているようです。
パッケージも和テイストでありながらシンプルな可愛らしさ。
つい、いろいろ食べてみたくなって、
一気に全種、開けてしまいました~♪
でも、中はジップロックで湿気予防、食べ残しもOK。
少しずつ取り出して、なんだかとても気分が春~








でも・・・・
本当は、喜んでばかりもいられなかったのです。
秋田から仙台へ出発した日、
夫は、脇の下から右胸にかけて痛みがある・・・と言っていました。
少し、荷物を車に積んだりしていたので、身体でもひねったのか?
そんな程度に思っていました。


仙台に着いてからも痛み消えず、むしろどんどん痛くなるようで、
夜中も「痛い!痛い!」と何度も叫んでいました。
頭や胃が痛いとか、お腹が痛いとか・・・
そんな痛みとは少し違うようで、瞬間的な激痛のような感じでした。
具合が悪い・・・とも違って、なんだろう??
今回の出張は会議ではなく展示会だというので、
それなら東京に行ってから時間があったらどこかで病院に・・・
そう言いましたが、「翌日は大学病院で検査するのだから・・・」
確かに、全身画像から、血液検査まで・・・それを考えると1日我慢するというのです。



「食べたいね。」の話は痛みが出る前にした会話。
そんな中、買い物をして来ると思っていなかったので、
申し訳ないやら、余計に美味しいやら・・・
あっ・・・決して私が必ず買って来てね!なんて言っていませんよ~









翌日も痛みは解消されず・・・
そのまま検査に出かけました。
夫も私も症状や痛み方、痛む場所からすでにある一つの病気を考えていました。

検査までにはいろいろな経緯がありましたが、
今日はそこはカットします。
検査後、主治医の診察で、
夫はその病気を訴えましたが、
「私が見るところではそれは無い。
もし万が一、この先、赤い発心が出たら、皮膚科を受診しなさい。」
そう言うことで、その日も痛みの中、何の手当てもなく秋田へ帰ってきました。


これだけ痛いのだから、最近、夫も私もお世話になった
「痛みのクリニック」へ行ってみたら?
さすがの痛みに夫も素直に従って、
翌朝、歩いて3分ほどの病院へ。。。
先生は、即答で間違いなく「帯状疱疹です!!」






その頃、私は、
帯状疱疹は人によって痛みの強さが違うけれど、
痛みが長期に持続すると脳から痛みが消えにくくなる。
帯状疱疹後神経痛の後遺症がひどくなるので、
なるべく早期治療と麻酔科のブロックが有効!!
そんな書き込みを読んでいました。


しばらくして、夫から、ブロック注射をするから、
1時間ほど動けなくなるそうなので、まだしばらくかかりそうだ・・・
そんな電話が来ました。
行った病院は間違いが無かったようでした。
「あなたのような段階で受診に来る人は稀です。」
先生はそう言われたそうですが、大抵は、通っている病院でなかなか治りが悪く、
悪化した状態でこの病院へ回ってくるのだそうです。
「明日も注射に来たら?」そう言われたそうですが、
背中にする注射が痛いので嫌だなぁ~と言っている夫を促して、
次の日も病院へ行ってから会社へ出勤させました。
抗ウイルス剤と痛み止め&胃薬が7日分処方されました。







帯状疱疹は子供の頃にかかった水疱瘡と同じウイルスが神経の付け根に残っていて、
体調が悪いと活性化され、1本の神経支配領域に添って出てくる来るものだそうです。
昔は帯状疱疹が体を1周すると命が亡くなるとか・・・
そんな事を言ったものらしいですが、
体を1周することは無いそうで、だいたいは片側方向に出てくるもののようです。


会社に帯状疱疹らしいので、出勤が遅れる・・・
そんな連絡を入れていたら、
「なんか、秋田では特別な言いかたがあるらしく、そう言う名前の病気になっていた。」
それはどんな名前?
早速、調べてみました。
秋田では帯状疱疹の事を「つづらご」と言うのだそうです。
初耳でした~


免疫機能の低下やストレスなどから発症するようです。
どちらかと言うと神経質な人がかかるそうです。
気が利くタイプってことかしら?(笑)



そんな訳で、せっかく、検査の結果、良好の結果・・・
すごく嬉しいはずが、この「つづらご」なる痛みのせいで、
喜びが半分消されてしまい、
前記事も、もっと嬉しい内容にしたかったのですが、
一難去ってまた一難でした。。。
幸い、夫の長年持つ病気は痛みを伴っておりません。
「痛み」を伴う苦痛は傍で見守っていても本当に大変だと痛感しました。
早く痛みと薬から解放されて、本当にホッとできる日が来ますように~^^






コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスローズが待つ家

2016-03-05 17:11:31 | 第3章・こまちの里から

アメリカン・ブルーです。


3月1~3日 久しぶりに仙台の家に向かいました。
夫は私に秋田道・北上付近を抜けたところから広がる青空を見せたかったようです。
暦の上では弥生の季節。
そうは言っても、北上も平泉も大崎も、
そこそこ雪が流れて名残りの景色・・・
ようやく着いた我が家の玄関に出迎えてくれたのは、
気になっていたクリスマスローズのたくさんの蕾でした。







「おかえりなさい。」


そんな声が聞こえるようです。



昨年のこの時期は、夫の運転免許停止期間で、
クリスマスローズに会えないで終わってしまい・・・
なんだかとても久しぶりの対面に、その愛おしさが何倍にも感じられました。
家主が不在でも、律義に季節を奏で、
私に喜びを伝えるように蕾を膨らませていたようです。
ありがとう。







2日は、夫が幕張へ出張。
3日は大学病院でペット画像検査が予定されていたので、
ルナと私も久々に一緒に出掛けて、家の片づけをすることにしていました。
この冬の間、ずっと留守だった家は、
初日、信じられないくらいに冷え切って、
仙台とは思えない寒さでしたが、帰るころには仙台らしい3月上旬の暖かさ。
オマケに、花粉も見事に飛んでいたらしく、
秋田へ帰った翌朝は、今まで静かだった私の花粉アレルギーも目覚めてしまって!!
ようやく今日は、それも落ち着いたところです。







留守の間のわが家の小さなルナの庭も、
お隣のティディ家のパパさんが綺麗に草取りまでしてくださって、
オードリー家からの派遣で番犬してくれているこの子も健在です。
平穏が流れるそこはやっぱり落ち着きますね。


  



さて・・・


ご心配を頂いておりました夫の身体の事ですが、
検査の結果、直径4.5センチもあった腫瘍が小さくなって、確認できず・・・
そこからのもう一段上の治療を考えていましたが、
心臓の事を考えて、
これ以上の無理な負担を体にかけない方が賢明との主治医の判断で、
一旦、ここで様子を見ることとなりました。
完解していないので、また・・・と、主治医も付け加えていたそうですが、
いま、心臓が壊れてしまっては本当の希望が失われます。
来月、60歳を迎える夫も、
36歳からよく頑張り通しました。
積極的な治療を進めてきましたが、
年齢に合った身体との向き合い方も考えるときになっていました。
それを受け止めることにしました。


でも、私はもちろん、少しほっとしたのも事実で、
また、大事にしつつ、守って行きたいと思います。







近々あの3月11日がやってきますね。
仙台に帰ると、どうしても、色々想うことがあります。


昨日、TVで「金曜プレミアム・消防隊だけが撮った311」と言う番組を観ていましたが、
始っておよそ40分ほどで、私は切ってしまいました。
5年が過ぎようとしていても、その当時を想うと胸が苦しくなって、
そこへ気持ちが返って行きます。
わが家のテラスも、震災の折、端の方がタイル2つほどが欠けていましたが、
そこから水がしみ始め、冬には凍って膨張して、
去年まではここまでではなかったのに・・・・
すっかりと1列、剥がれてしまっておりました。
もう、工事も地震も落ち着いてきた頃ですし、
そろそろ、そんな修繕を始めたいものです。







次に仙台へ向かうときには、
クリスマスローズ・・・満開になっているといいなぁ~
過去最高に数えた花の数・・・94花(3年前)

まだ私がガーデニングにハマる以前でした。
友人Sさんの「お花と雑貨のショップ」で大きな寄せ植え鉢を作ってもらった時に、
そこに植えられていた小さなクリスマスローズ。
他の花が終わって、「これ、どうしよう?」
Mちゃんに相談したら、
わが家をぐるっと回って、「ここに!!」
そう言って、北側の玄関わきの少し屋根がかかる下に植えてくれました。
この場所が、実に絶好の場所だったようです。

あれから何年?
私達が歳を重ねて、「熟女」になって来た?ように、
花も立派な体型になって友情もしっかり根付いています。



コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星の指輪

2016-03-02 18:29:23 | 第3章・こまちの里から

アメリカン・ブルーです。



投稿・・・少し遅れましたが、
四年に一度の2月29日、予約の取れないお店・宝寿司分店。
暖簾はこの日もお店の中にかけられていました。
M氏のお誘いで念願の2度目を果たすことが出来ました。
いつもその橋渡しをしてくださるI氏にも深く感謝申し上げます。


今回ご一緒させて頂いたのは、N自動車のお三方。
特にひとりお若い方は、仙台のご出身で、
そんな一言で親近感と言うものは倍増するものですね。
和やかな時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございます。







お酒は持ち寄り・・・がルール。
私達も今回は一番手前の「刈穂・六舟」
一本携えて、秋田の銘酒を楽しませていただきました。



大将は、ざっと本日のお酒を見て、
その中から食材に合ったお酒をセレクト!!
今回は限定品・酔楽天 大吟醸からスタートです。
中国唐代の詩人、酔吟先生こと白楽天より命名した逸品で、 
別名「秋田のナポレオン」とも称されるそうです。


秋口に訪れて以来、すっかり秋田の日本酒に魅せられて、
夫も私も「楽しみ方」を学びました。
ひと口・・・ふた口・・・あれれ・・・回る~~







前回訪れたのが、秋田へ来てちょうど1年が経った9月の末。。。
「来年2月まで予約がいっぱいで・・・」
そう言っていた大将も女将さんもお変わりなく。
それが何よりと思いながら、
また、こだわりのお寿司が並び始めました。








季節が変わって、肴も変わり、
美味しさもまた醤油や塩で衣装を変えます。
口の中に放り込んでくれるアワビは、その切り口で味も変わります。
すべて無駄なく、笑顔に変わります。











今回は、生海老の美味しい食べ方を教えていただきました。
海老の前足?をつかんで、鼻先?をくっと引き上げると↑
後はシッポを外して、頭から美味しい部分を残さず食べられます。
夫は3回練習して
写真も撮れました~(笑)
次回からこのようにして食べたいと思います







美味しいものはさらに美味しく!!


この日も、大満足のうちに夜は更けてゆきました。
ご一緒させていただきました皆様、
宝寿司さん ありがとうございました。
「こう言う所は女房は絶対連れて来れない・・・」
そう言う声も聞こえておりましたが、
いえいえ、若いころに戻って、
たまには「古女房」も笑顔になりたいものですよ~♪





そんな気持ちを忘れないで・・・
その日、M氏が、
「ちょっとだけ二人にプレゼントしたい歌があるから・・・」
そう言って、連れて行ってもらった3人だけの二次会。
秋田へ来てから14年通い続けていると言うスナック。


そこで歌ってくれたのがこの歌。
浜田省吾「星の指輪」



実は、私はこう言う所へ来たのはおよそ30年ぶり。。。
ちょうど、まだ盛岡へ居る頃・・・
職場の仲間と訪れたところで滅多にお酒を飲まない私が、
その日はなぜかお酒が美味しくて、
当時流行っていたチェッカーズの「涙のリクエスト」
何故かはっきり覚えていますがみんなでうたったのが最後でした。
その数日後、息子がお腹の中に居ることに初めて気付き、
そこから、出産まで3度も入院してようやく誕生させた命。
そのせいで彼はカラオケ好きなんでしょうかね~(笑)


M氏の伸びやかな声も素晴らしく、
歌詞を聞いてほしいと言われてそこに引き込まれると、
不覚にも私はほろりと涙を流してしまいました。。。







カラオケはそれ以来歌うことなく、
マイクをどうぞと言われても「歌えません
すると、前川清・命のママさんが「私と同じくらいの年だろうから・・・」
そう言って、「70年代女性歌手・ヒットメドレー」なるものをかけてくれて、
オマケにウサギの耳まで付けさせられて(笑)
古い歌って、どうして記憶にあるんでしょうか?
演歌は歌えないからと言うと、五輪真弓や大橋順子、太田裕美、
懐かしいメロディーが続いて、30年を駆け抜けました。


おふくろに預けるはずの息子は嫁に預け・・・(笑)
ルナに留守番させて、
こうやって、30年の時を経て、
また知られざる世界を体験しました。
M氏には、どこまでも私達に「ここから!!」
そんなもうひとつの励ましをいただいたような気がします。


M氏へ

ありがとうございました。
今日もここへリンクを張りながら、何度も聞きました。
「星の指輪」を貰ったつもりで、頑張れそうです。
そして、また一緒に歌える日も楽しみにしています。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする