予想を超える積雪に驚いたホワイト・クリスマスでしたが,それ以来降るのが当たり前のように,雪の姿を見ることができるようになりました。
おかげで,雪かきに従事する機会が増え,快い汗をかきながら,体を動かしています。運動不足に最適な機会となりそうです。
朝起きた時に見る雪景色は,やはりいいですね。夜の間に新雪が積もり,新たな景色が目の前に広がります。まるで,白と黒の水墨画の世界に入り込んだような気持ちになります。
木々の枝々に降り積もった雪は,本当に雪の花です。下から見上げると,枝の伸びる方向に沿ってふんわりと純白な雪花が咲き揃い,その枝々が交差する景色は,満開の花を見ているようです。
雪の重みでたわわになった枝をそっと押すと,雪煙を立てて雪が落ち,角度によっては一瞬の間虹の光を見ることができ,「手ぶくろを買いに」の子狐のように,うれしくなります。虹は,雪かきの時に雪を勢いよく捨てる時にも,見ることができます。まるで,水墨画の世界に鮮やかな虹色を一瞬の間だけ彩色したような感じがしました。
畑の作物もすっかり雪の下に埋もれてしまいました。ネギはその姿を見ることができますが,葉物(キャベツ・ハクサイ・ホウレンソウ・小松菜・雪菜等)は,雪の下です。畑のどの辺にどの野菜があったか思い出しながら,妻や娘は収穫しているようです。まるで宝探しのような感じがして,楽しいのでは……などと私は思っているのですが……。
♪雪が降ってきた ほんの少しだけど ♪……♪
という感じではなく,この冬はたくさん雪が降りそうです。
新たなページをめくるように,次の日には新雪が積もり新たな一日が始まる。
真っ白な気持ちで,その日の朝の雪景色をながめ,
新たな気持ちで新たな一日を過ごしていきたいものです。