あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

再会を通して

2012-04-23 10:05:03 | インポート

昨日、三十数年振りの再会を果たすことができました。まるで初恋の相手と再び巡り合うことができたような喜びと共に、時の流れの経過に照れくささとぎこちなさを感じてしまいました。

でも、色あせた文集を持参し、当時のあれこれの思い出を語る姿に、10歳の頃の少女の面影を見出すことができ、当時の時間にタイムスリップをしたような気持ちになりました。

新米教師の私にとっては、無我夢中で過ごした川崎市での3年間でした。彼女の語る当時の私の言動を通して、生身の人間としての自分の姿があったことに気づきました。教師である前に、一人の若者や人間として、子どもたちとまっすぐに向かい合っていたのかもしれません。

その後の歩んだ人生のこと、さまざまな出来事や家族によせる思いなどを聞きながら、たくさんの辛いことや悲しみを経て現在に至っているのだということがわかりました。彼女が通り抜けてきた人生の重さと、ご両親や家族に対する温かい思いが、しみじみと心に伝わってきました。

10歳の少女からすてきな女性へと成長した その姿を目の前にし、改めて生きて再会できたことに大きな喜びを感じました。

聞きたいことや話したいことがいっぱいあったはずなのに、その思いを十分に伝えることができないもどかしさもありましたが、元気な姿を確かに目にすることですっかり安心しました。

今 生きて 在るということ、そして時を超えて語り合うことができるということ、そのこと自体がとてもかけがえのない尊い時間に感じました。

今後は、関東や東海地方を中心とした大規模な地震の発生と被害が心配されます。川崎市で一緒に過ごした子どもたちも、家族をもち、それぞれの人生を歩んでいることと思います。私の3番目の娘も社会人としての一歩を踏み出しています。東京圏の想定被害状況が、先日の新聞にも掲載されていました。被害が最小限で、尊い人命が失われることのないことを心から祈りたいと思います。

また元気な姿で 彼女をはじめ多くの子どもたちと再会できたらいいなあと思います。

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