今日は、朝から雨模様でした。激しく降り続く時間帯もありました。暗い空が心の中まで覆ってきそうな感じがする一日でしたが、雨にぬれた紅葉はより一層しっとりとそして鮮やかに色合いを深めたような気がします。町の通りの 雨にぬれた 黄色く色づいた イチョウ並木をながめながら、そのことを実感しました。
目をこらせば、いろんなところに、秋はたたずんでいるようです。晴れた日には、陽光を受け一段と美しさを増した紅葉を見ることができそうです。ゆっくりと時の流れに身を任せ、青い空に映える晩秋の風景を 楽しんでいきたいものです。
時間を播き戻すことはできませんが、ゆったりと時と向かい合うことはできます。風に揺れる紅葉を、舞い落ちるイチョウの葉を、その向こうの深い青空を ながめたり、地面に舞い降りた落ち葉を そっと手に取ってみたりすることで、秋から冬へと流れていく 時間と 向かい合っていきたいものです。
通りすぎる秋を 詩人のようなハートで 愛しんでいけたらと 思います。
明日:11月7日は、暦の上では立冬です。これからは、一雨ごとに冬に近づき、やがて雨はみぞれとなり、そして 初雪に変わっていくのでしょう。