今日は,霧雨がしっとりと緑を濡らしています。静かで やさしい 雨です。
天気予報によれば,ここ2・3日は青空を見ることはできないようです。
3月11日以来,空がこれまでとは少し違って見えるようになりました。その思いを書き綴ったものがあります。
あの日から
見上げた 青い空の
深さと 遠さに 立ち止まってしまう
白い梨の花の向こうに
これまでと 変わらぬ 青い空が広がっているのに
空の存在だけが 心に広がっていく
風に揺れる 高い 杉の木
その揺れの猛々しさに 震災で亡くなった人の
無念の思いを 感じてしまう
まだ 帰るべきところに もどれない人も いるのだから
復興のかけ声の 向こうに
一人ひとりが 抱えるものの重さを 想う
残された 人の肩が あんなにつらそうなのだから
前へ 進むのが どんなに大変なのか
立ち止まって 見上げる空は
深く そして 遠く 広がり続けている
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