今年も,マーガレットが咲き始め,今が満開です。
かって勤めていた登米市の嵯峨立小学校(閉校となり,現在は被災された南三陸町の方々の避難所となっている)の周りに咲いていたマーガレットを1株もらってきて,庭の真ん中に植えたものが,今では庭いっぱいに増え,白いじゅうたんのように,咲き誇っています。
我が家の庭は,自然園のような状態で,ちょっと前まではタンポポの咲く黄色のじゅうたんだったのですが,今は白のマーガレットが主役になっています。
ひとつひとつの花を見ますと,白い花弁の中央にまるで卵の黄身のような鮮やかな黄色の核があります。新鮮な卵を目玉焼きにしたような風情に,思わず微笑んでしまいます。臭いは,キク科の植物らしい独特のものがありますが,咲いている姿は可憐で清楚です。風に揺れる姿を見ていると,心の中まできれいに浄化されるような感じがして,さわやかな気持ちになります。
まるで,教室で子どもたちと向かい合っているような気持ちにもなります。
今,木々の緑もいいですね。生命力あふれる新緑のみずみずしい輝きが,体内にまで浸みこんでくるような感じがします。柔らかな緑葉の背景に,青い空。二つの存在と色と明るさが一体となって,初夏の姿を演出しています。
悲しみの時が,少しずつ自然と溶け合って,少しは心穏やかな時となってくれることを,祈りたいと思います。
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