義勇隊の碑
旧安佐郡川内村温井地区(現広島市安佐南区)から国民義勇隊として建物疎開作業中に被爆死した180人の碑。川内村には六つの義勇隊が組織されていたが、あの日動員されていたのは温井地区だけだった。自宅にたどりついて亡くなったのは、わずか7人。いまだに100人以上の遺骨が見つからない。
当時、人口約千人の温井地区は一瞬のうちに働き盛りの男手を失い、お年寄と女性、子どもだけが取り残された。
中略
石碑の裏には、犠牲になった人の名前が刻まれている。毎年8月6日には、碑の前で合同慰霊祭が開かれる。
中国新聞ヒロシマ平和メディアセンターより