はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

越前がに解禁

2008-11-06 | 日々の暮らし

2008年11月06日(木曜日)
いよいよカニのシーズン到来!
小さい頃からたべなれとる「セイコ」(雌のズワイガニ)のほうが、
やっぱぁおいしいと思わんか?

ボテウリのおばちゃんが、まだ湯気の上がってるセイコを
リヤカーにつんで、やってくるのが10時ころ・・・

奥さん、どやな・・・セイコまけとくさけ、こうてな

このセイコ、あしゃ、もげとるさけ、ほいさ!
(足が折れていて、商品にならないから、あげるよ)
と、通りで遊んでいると子どもらに、セイコを
もたせてくれたこともあったっけ・・・

当時(1955年ころ)のセイコは、1ぱい5円くらい。
うちらの1日の小遣い銭も5円の時代・・・
(もらえる子どもは少なかったけれど)

しかもこびる(おやつのこと)まで、セイコ・・・
子どもらは、ひたすら足をしゃぶり、甲羅のなかのあかこは
おとなにまわる・・・

だから小さい頃は、あかこがこんなにもうまいもんだとは
しらんかった・・・今思うとめっちゃ、損した気がする・・・

遠くに住む親戚やお世話になった方々のところへ
竹でざっくりと編んだかごに、
ズワイ1ぱいとセイコ5はいをいれて、お歳暮に・・・
敦賀駅にはカニを小荷物で送る人があふれかえり、
小荷物の窓口は、カニの匂いが充満しとったなぁ・・・

景気のいい頃は、店でもセイコを仕入れて、目の前でゆがいて
熱々をお客さんに出してたけれど、
今は遠い昔の話・・・
今年、我が家ではカニにありつけるんやろか???

セイコは、来年の1月10日までしか、漁できんから
食べるのなら、お値段の比較的安い、11月中がおすすめ。
12月にはると、海も荒れるし、年末近くになると
値段もうなぎのぼり・・・

セイコが終わると、ちょっとこぶりで、殻もやわらかいゼンゼコの時期。
こちらはセイコよりずっと、リーズナブル
甲羅のなかには、あかこもつまってるし、うまいでぇ

女将現役のころは、このゼンゼコをおでん用にと、
足をもいで、殻からだして甲羅のなかにつめて、かんぴょうで
ゆわえて・・・という作業を徹夜でしとったわたし。
一晩に30ぱいのゼンゼコを解体してたんやで・・・

ほんまやったら、二度とカニなんか見とうないとなるのかもしれんけど、
カニだけは、きらいにならんかった・・・

もういっぺん食べたいけど、こんな手間な仕事、二度としとうないわと
かたく心に誓うはるみ・元女将・・・

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=5533

【越前がに漁解禁  港に活気  シーズン到来告げる】
11月6日午後9時29分

                                        
        越前がに漁が解禁となり水揚げされたカニを選別する漁師=
                              6日午前9時17分、越前町沖
日本海の冬の味覚、越前がに(ズワイガニ)漁が6日、解禁された。
福井県内78隻が出漁。
各漁港では、カニが次々と水揚げされ、カニシーズンの到来を告げた。

越前町からは5日夜、小型底引き網船と
沖合底引き網船の計53隻が出港した。
中野良一船長(46)=同町小樟=の「第23倖周丸」(14トン)は、
6日午前零時と同時に漁を開始。
沖合10―30キロの範囲で計5回の漁を行い、次々とカニを引き揚げた。

大樟漁港に同日午後3時までに続々と漁船が帰港、
カニを水揚げすると次の漁へ出ていった。

初競りは午後5時から始まり、威勢のいい声が飛び交った。
同町漁協によると、初日の水揚げ量は雄が約3500匹、
雌は約12万4000匹。
帰港した漁船が多かったため、全体の水揚げ量は大幅に増えたが、
1隻当たりの量は少ないという。
競り値は雄が6千―2万5千円、雌が500―2千円の
値がつき昨年よりやや安いという。

三国漁港からは13隻が出漁。8隻が帰港した。
初競りは、午後6時から行われ、県漁連三国支所によると
雄が8千―5万5千円で昨年並み。
雌は、数が少ないこともあり400―4千円とやや高値が付いた。

漁期は雌が来年1月10日まで、雄が同3月20日まで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする