2008年11月19日(水曜日)
山秋 真さんの
『ためされた地方自治─
原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』
が、「やよりジャーナリスト賞」を受賞したというニュースが
入ってきました。
山秋さん おめでとう!
原発推進の人も、反対の人も、どちらでもないひとも
敦賀市民のみなさんには、ぜひ読んで欲しい本です。
『ためされた地方自治─
原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』
原発をめぐる選挙と土地、同時進行したふたつの事件。
原発立地の実態がここに浮かびあがる。
珠洲市民の「失われた時間」は、同時に、
闘って自治を手に入れる貴重なプロセスであった。
珠洲市の原発計画凍結までの道のりを綴る。
山秋 真さん
●プロフィール
日本大学芸術学部卒。神奈川県出身。
原発立地問題にゆれた石川県珠洲(すず)市とその関連裁判へ通い
『ためされた地方自治─原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』
を上梓。
珠洲市における草の根民主主義のうねりとともに、
それまで表面化してこなかった原発用地工作の実態を描いた。
原発問題の現地で日常生活がどんな影響をうけるかを、
「よそ者」の「女性」である「わたし」の視点もいれながら
具体的に伝えようと試みてもいる。
実像を把握せずに未来を構想することはできない以上、
「ここに皺がある」という声を生みだす力、
それを聴く力こそ社会の生命線という見地から、
社会の皺よせをこうむる人びとの声に耳を研ぎ澄ます活動を志向。
やより賞というのは・・・
http://www.wfphr.org/yayori/#Anchor32921
松井やよりさんの遺志と基金とによる
「女性人権活動奨励賞(やより賞)」の活動が、
2005年度よりスタート致しました。
松井さんは、国際的な視野を持ち、
あくまでも女性や弱者の側に立つジャーナリストとして生涯を貫きました。
彼女はこの奨励賞をとおし、
厳しい状況の中で自らの意志を貫こうとしている女性たちや、
自分の道を求めつつある女性たちを励ましたいと願っていました。
一人でも多くの方々が、
愛情と期待をこめた彼女の呼びかけに
応えてくださるよう希望いたします。
女たちの戦争と平和人権基金理事長 東海林路得子
やより賞
21世紀を戦争と性差別のない世紀にするために、
社会的弱者とされている人たちとともに、
広くアジア地域を中心に草の根で活動を続ける、
勇気と責任感のある女性アクティビスト、ジャーナリスト、
アーティスト(あるいはその集団)がやより賞の対象です。
ただし他薦を要件とします。
推薦された方々から1名(または1団体)が選ばれ、
奨励賞と奨励金50万円が贈られます。
(対象者・グループが東京で行われる贈呈式に出席するための、
渡航費および滞在費は、原則として
女たちの戦争と平和人権基金の負担と致します)
やよりジャーナリスト賞
日本を含む世界の女性たちが置かれている状況に光を当て、
性差別や不平等をなくすための活動を、ジェンダーの視点に立って
生き生きと発信する女性ジャーナリスト、
アーティスト(あるいはその集団)が
やよりジャーナリスト賞の対象です。
映像、著作・印刷物等、表現ジャンルは問いませんが、
実績作品を提出していただきます。
1名または複数名が選ばれ、奨励賞と奨励金総額50万円が贈られます。