2008年11月16日(日曜日)
「新幹線で盛り上がっている敦賀市」かと思いきや、
市民の反応はいまひとつ・・・ですね・・・
というのは在京の方の感想。
新幹線を敦賀まで延伸、一括認可に躍起になっているのは
福井県知事と県議会議員だけです・・・
6月議会、馬淵議員の北陸新幹線についての一般質問より・・・
(議事録より一部抜粋)
敦賀市にとって本当に必要なのか。先ほど申し上げたように、
運賃、所要時間、そして第三セクターに移行された場合、
運行経費の負担、列車本数の減等を勘案した場合に、
メリットよりデメリットの方が多いような気がします。
このように長きにわたり高額負担が発生するような場合は、
市長が意思表示をされる前に市民アンケートを実施され、
市民の意思を確認する必要があると思いますが、
あわせてお伺いします。
それに対する市長答弁(議事録より一部抜粋)・・・
今、市民の皆さん方にアンケートをとりますと、
いや、今、要らんのじゃないかという意見が私は多いように
感ずるわけでありますけれども、これは政治的な判断の中で、
その時代を生きる政治家として将来を見据えていくことが
大事だという判断の中で今、取り組んでおる次第でございまして、
そういうあたりをぜひ御理解いただきたい、このように存じます。
なるほど、敦賀市民にアンケートを実施したら
反対のほうが多いってのが、わかってるから
アンケートはしません、できませんってわけか・・・
こりゃなんとしても、市民のほうでアンケートを実施する
必要があるわね・・・
福井県知事も福井県議会も「北陸新幹線」は
まるで県民の悲願のように、国交省へお百度まいりしてるから
きっとお国のほうでは、福井県民は新幹線がほんとにほしいんだ~
と、思っているかもしれない・・・
そこに、水差すように敦賀市民の半数以上は、要らないといってる
なんて、アンケートの結果だされたら、そりゃおこるわ・・・
知事も県議も・・・
その県議会の新しい議長が9月、
紛糾の末にやっときまったところです。
こちらは、県議会のホームページ
http://info.pref.fukui.jp/gikai/youkoso.html
ホームページの議長あいさつのなかにも、北陸新幹線は
最重要課題だと書かれております。
議会中継をネットで見ることもできます。
インターネット中継は、ぜひ敦賀市議会でも導入を目指したい!
予算的には、400万円ぐらいかな・・・
テレビ放映は時間てきな制限があるけれど、ネットなら
パソコンさえあればいつだって、自分の見たいときに
議会中継を見ることができる!
ところで11月5日から敦賀市のホームページもリニューアル
http://www.city.tsuruga.lg.jp/sypher/www/index.jsp
議会のバナーも独立してました・・・
おっと、話がずれてしまいました・・・
ずれたついでに、面白い記事をどぞ!
紹介する記事は
中日新聞/渥美龍太記者による【議長にこだわり なぜ? 県内議会】
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20081117/CK2008111702000006.html
【議長にこだわり なぜ? 県内議会】
県議会議長が九月、紛糾の末に選出された。
二、六月議会でももめるなど、議会日程がずれ込むのは毎度のこと。
目を輝かせて多数派工作に走る議員を見るたびに
不思議な気持ちになる。
なぜ、それほどまでに議長にこだわるのか。
「恒例行事だ。しかしよくやるよ」。九月定例会の開会日、
予定の午後一時になっても一向に開会する気配がない。
県議が議長人事の調整に走り回る議事堂周辺では、
職員から苦笑が漏れていた。
各会派による調整は午前中から延々と続いた。
形式的にいったん開会したが、まともな審議が始まったのは
日も暮れた午後八時近く。西川一誠知事の提案理由説明は、
“ゲーム”を終えた議場にむなしく響いた。
福井市議会でも六月、議長を「伝統的な手法」で選出した。
市議の大半を占める三会派が、夕方にはそれぞれホテルに分かれ待機。
使者を立てて別会派のホテルに向かわせては意見調整を続け、
妥結したときは午前三時を回っていた。
議長の地位の魅力とは何か。主な仕事は「…君」と、
発言者の名前をひたすら呼ぶ本会議の議事進行、
土日祝日のイベント出席とあいさつ、
東京への陳情活動といったところか。
「地方議員は議長を目指すのが常識になってしまった」と
自嘲(じちょう)するのは保守系の福井市議。
別のベテラン市議は「『三期も四期もやって、まだなれないのか』
という地元の声がきつい」と明かす。
「金と名誉」と言い切る県議も。
個室、秘書、運転手付き専用車は、個人稼業の
地方議員にとって魅力的なのか。
県議会議長は月額給与八十八万二千七百円で、
県議時代より16・7%アップする。
昨年十二月のボーナスは約二百三十万円あり、三十万円以上増える。
同議長の任期は本来四年間だが、県議たちの暗黙の要望に応え、
ほぼ一年で仲良く「いすを回す」慣例が続く。
経験者さえもが「誰がやっても一緒」と身もふたもなく言い切る。
「就任がゴールになってしまった。本来は権威ある立場なのだが…」。
県議会でも市議会でも、議長のあり方に疑問を持つ声もあったが、
現実は同じことの繰り返し。
議場周辺に飾られる正副議長の写真だけが、
今も次々と増殖を続けている。