雪国の人達には申し訳ないくらいの「くらり地方」です。
晴天続きで、日が差すリビングは暖房いらずです。
乾燥してるこの時期にいつもしていることがあります。
お見苦しい画像ですが。。。
これは、
私が嫁ぐ時に、
母が用意してくれた着物です。
仕付け糸がそのままになっていたり、
袖を通してない着物や羽織。。。
きっと、これからも着る時は無いと思う。
(左下の二枚は私の成人式の時の着物です。)
でも、私にとってはとっても大切な物。
毎年、この時期に広げて、防虫剤の入れ替えをしながら
母の顔を浮かべ、
「この着物たち、どうしよう~」と思い、迷います。
でも、やっぱり、大切な物なのです。
どの着物や帯や羽織や小物などに思い出があって。。。
これは、娘の七五三の時に作ってくれたお祝い着。
大人の小紋で娘のお振袖を作ってくれたのです。
ハサミが入ってなくて、
糸をほどいたら一反の反物になるのです。
これらは、私の七五三の時に使った帯や帯揚げなど。
「ロッテアイスクリーム」なんていう袋に帯揚げが入っていて、
何故か、その袋まで捨てられずです。(笑)
長襦袢の刺繍の襟も当時のまま。
大事に取っておいてくれて、嬉しくて。。。
アイスクリームの袋に入ってた帯揚げが古いので、
左側の新しいのも入れてくれてました。
着付けの方が新しい方を使ってくれてました。
今、こうして記録に残そうとしてて気づきました。
今から30年前の娘の七五三。
写真やさんに向かう途中、
こんな地味なお振袖なので色々な人達に声を掛けられました。
今、こうして見ても、
本当に地味だったね~(笑)
「この子がお嫁に行く頃、私はこの世にいないと思う。
おばあちゃんのお祝いだよ。」
と、言ってた母。
なんのなんの!!
今でも元気でもうすぐ91歳のお誕生日を迎えます。
どうか、このまま元気で、
「しおりちゃん」がこのお振袖を着てお祝いできるまで、
元気で見てあげてほしいなぁ~
そんなことを、
着物を片付けながらしみじみ思いました。
私のいつもの冬仕事、
終わりました。