全国の成人式、この週末にニュースでたくさん報道されていましたが、基本的に「荒れない成人式」が当たり前になったようです。
自分にとっては40年前の思い出ですが、当時の渋谷区の成人式イベントの運営委員長をやらないかと言われて、反抗心から謝絶し、出席すらしなかった記憶が蘇ってきて、当時「インテリのツッパリ」を自称していた立場からすると、今の20歳の精神構造がどうなっているのか、非常に興味を持った次第。
専門家によると、各地の成人式の式典が荒れなくなってきたのは、SNSの影響が大きいとのこと。すなわち、今の成人たちの多くは、20歳になる前に、SNS上でひょんなことから「炎上」を経験して、自分の不用意な言動から、理不尽な非難に晒される事態に陥ったことがあるため、馬鹿げた行動を起こすことに対して非常に慎重になっているらしい。まぁ、早めに大人になっているということ。
そのこと自体は喜ばしいことなのですが、若者らしい破天荒な言動というのは、時に、煮詰まった世相のパラダイムを一気に変えてしまう原動力になりますので、そのパワーだけはいつも秘めておいて欲しいものです。
SNS上でヒステリックに人の非難を繰り返す連中は、実は全体の1%にも満たないのに、同じことを別の名義を使って、100回も、200回も、罵倒を繰り返すクレージーな奴らです。彼らは卑劣な手法で自分の存在を、ただただアピールしようとする、マイナー中のマイナーな人間に過ぎない。
そんな連中に負けたらつまらないよ。人の言うことは、8割方無視する方が良いのです。残り2割も、一応聞いておいて、すぐに忘れた方が良い。最後は、自分の胸の奥から出てくる言葉だけを信じよう。
20歳の君たちへ、60歳のオヤジからの言葉を贈ります。