昨年11月末から続いていた、ディープ産駒の7週連続重賞制覇が遂に途切れましたが、ストップをかけたのがディープブリランテ産駒とキズナ産駒ですから、まぁ、一族の繁栄がさらに広がっている証左であって、メデタイお話であります。
ここでは京成杯を振り返りますが、勝ったクリスタルブラックは後方から鮮やかな差し切りを決めましたが、今の中山の重い馬場の適性が決め手になったと思います。クラシックでも、馬場が重くなった時は主役に躍り出てくる可能性があります。ちなみに、キズナ産駒は良馬場・重い馬場を問わず、切れる脚を使ってくるので、産駒の適性は最初から決めつけない方が良いかもしれませんが‥。
2着のスカイグルーヴは、一番強いレースをしたと思います。この馬場状態で、前々から押し切るレースをした訳ですが、3歳牝馬路線で、卓越したスピードを見せる馬は何頭が出ていますが、これだけパワフルなレースが出来る馬はこの馬だけです。こちらも、馬場が渋った時の主役候補として覚えておくべきだと思います。
それから、引退式を迎えたリスグラシューについて。京都競馬場で行われたリスグラシューの引退式、走る気満々のリスグラシューがスタンド前の芝生で暴れておりました。いや~、アエロリットといい、リスグラシューといい、元気一杯のままで繁殖に上がりますので、良い子をたくさん産んでくれると思いますよ。
ノーザンファームとしては、早くディープやキンカメに替わる次の種馬を創っていかないといけません。ちなみに、リスグラシューのお婿さん候補は、①ロードカナロア、②レイデオロ、③モーリス、と吉田勝己さんが引退式でおっしゃっていました。現実的には、いきなりレイデオロはないと思いますので、①か③でしょう。
リスグラシューのお母さんぶりを見てみたいですね。美人かつ、しっかりしたお母さんになると思います。あぁ、リスグラシューの仔馬になってみたい!