伝統の2歳GⅢ、ラジオNIKKEI杯 京都2歳Sです。
かつて阪神芝2000mで開催されていた頃のラジオNIKKEI杯(当時はラジオたんぱ杯でした)は、まだ暮れのGⅠホープフルSがありませんでしたので、かなりの好メンバーを集めるレースでした。
特に2000年12月のラジオたんぱ杯は、アグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネの3頭が出走して、のちの皐月賞馬アグネスタキオンが完勝。アグネスタキオンが屈腱炎で急遽引退したあとのダービーではジャングルポケットが勝ち、ジャングルポケットはこの年のジャパンカップも制します。クロフネも5月のNHKマイルCを快勝したあと、秋にはダート路線へ転向してジャパンカップダートを圧勝。のちにスーパーホースと呼ばれる3頭が初めて顔を合わせたのが、このラジオNIKKEI杯でありました。
しかし、京都開催になって11月に日程が早まったことで、先週の東京スポーツ杯あたりと較べて、出走メンバーのレベルは相当に下がりました。今年も、先週に比べると微妙なメンバー構成ではありますが、一応、評判馬であるキズナ産駒エリキングが出てきた分、形になったかなと。
それでも、エリキングをはじめ、今回人気を集めそうな馬たちは「スローの瞬発力勝負」を制した馬ばかり。シンフォーエバーが出走してこなかったので、ここもスローになりそうですが、もし万が一速い流れになった時に、きちんと切れ味を見せることができるかどうかは未知数。
それでも他の出走メンバーとは差があると思うので、本命にはキズナ産駒⑧エリキングを指名いたします。相手も、エリキングの2着好走実績があるエピファネイア産駒②サラコスティと同じくエピファネイア産駒④ジョバンニの2頭。
馬券は、本命⑧エリキング頭固定の三連単2点 ⑧⇒②④⇒②④ で。