金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【有馬記念が終わって・・】 2025年のJRAは大混戦? どの馬がリードしていくのか⁉

2024-12-25 03:12:12 | 競馬

 

 有馬記念が終わって、週末にはまだホープフルSがありますが、2025年の古馬戦線を中心に展望してみたいと思います。

 

 まずは中長距離路線

 主役だった5歳のドウデュースが引退、そして次代を牽引すると期待されていた3歳ジャスティンミラノが屈腱炎で電撃引退となったので、この中長距離路線は主役不在で大混戦模様となっています。3歳牝馬レガレイラが有馬記念を勝ったことで、この馬を中心視する向きもありますが、いやいや54㎏でハナ差勝利のレガレイラがそのまま主役に就くとは思えません

 現3歳世代では、このレガレイラと牝馬二冠のチェルヴィニア。そして牡馬勢からは菊花賞馬アーバンシックとダービー馬ダノンデサイル、そして仏遠征からジャパンカップ2着のシンエンペラーの5頭。

 現4歳世代からは、まずは世代の牝馬三冠で香港カップ2着のリバティアイランド。そして香港カップであわやの3着のタスティエーラとジャパンカップで同着2着となったドゥレッツァ、そして大阪杯を勝ったベラジオオペラの4頭。

 現5歳からは、世代を代表するイクイノックス・ドウデュースがターフを去りましたので、残るのはジャスティンパレス1頭。

 現6歳からは、天皇賞春を勝ったテーオーロイヤルと、現役続行を検討中のシャフリヤールの2頭。

 正直にいって、この中から圧倒的な存在が出てくるイメージが湧きません。むしろ、毎回主役が交代するような大混戦の様相に思えます。こういう年には、新3歳勢の中からスーパースターが生まれる可能性が膨らんできます。

 

 次はマイル路線

 絶対的な王者が不在のマイル路線ですが、来年は現3歳世代が席巻する気がいたします。

 その現3歳勢から、まずはNHKマイルCを勝ったジャンタルマンタル。香港マイルは残念な結果でありましたが、仕上げが万全とは思えませんでしたから、来春の安田記念で巻き返してくれると思います。そして毎日王冠を快勝したシックスペンス。切れるマイラーとして天下を獲る可能性は十分。

 現4歳勢からは、マイルCS2着のエルトンバローズ。右回りでも左回りでも着実に伸びてきます。特にGⅠクラスの厳しい流れが得意なのも頼もしい。

 現5歳勢からはガイアフォース、そして現6歳勢からはマイルCSを勝ったソウルラッシュ。地力の高さは証明済ですので、現3歳勢がボヤボヤしていると、トップの座を暫く譲ってくれないかもしれません。

 

 そしてスプリント路線

 まず4歳勢は、スプリンターズSを勝ったルガルと京阪杯を勝ったビッグシーザーの2頭。

 5歳勢からは、高松宮記念を勝ったマッドクール、同2着のナムラクレア、スプリンターズS2着のトウシンマカオ、香港カップ3着のサトノレーヴ、そして昨年のスプリンターズSを勝ったママコチャの5頭。

 このメンバーの中から抜け出すのはルガルか、あるいはサトノレーヴか。それとも引退しなければ、ルメール騎手を鞍上に迎えるナムラクレアなのか!

 

 最後はダート路線

 ここは何と言っても、3歳勢のフォーエバーヤングミッキーファイトの2頭。フォーエバーヤングは、ダートの本場である米国ケンタッキーダービー3着、ブリーダーズカップクラシックで3着と世界最高峰の舞台で大活躍していますので、ダントツの存在と言えます。3歳勢NO.2ミッキーファイトは、先日の名古屋大賞典でノットゥルノ・ヤマニンウルス以下の強い古馬陣を粉砕この2頭が来年のダート界を牽引しそう

 もちろん、4歳以上も世界で活躍しているウシュバテソーロウィルソンテソーロの両馬のほか、ドゥラエレーデハギノアレグリアスなどもいますが、フォーエバーヤングにどこまで迫れるか。

 まずは年末の東京大賞典で各馬が揃いますので、ここで力関係がはっきり分かると思います。

 

 

 上記のとおり、ダート路線を除くと、どの方面も中心となる馬が確定しておらず、大混戦の様子

 こういう時代こそ、次のスーパースターホースが生まれやすくなっているはず。このあたりを意識しながら、来年もJRA競馬を楽しんで参りましょう!

 

追加3歳クラシック戦線については、例年どおり、年初の当blogで展望させて頂きます。

 

 


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