思い出のレストランシリーズ第3弾は、結婚して子供が出来たあとに、嫁さんと息子と3人でよく通ったイタリアンレストラン『コロンブス』です。
場所は、小金井公園近くで、五日市街道沿い。厳密に言うと「くぬぎ橋」の傍。いずれにしても、我が家からは車で行くしか方法はありませんでしたので、お酒を飲まない嫁にいつも運転をお願いしていたことを覚えています。
『コロンブス』と言えば、何と言っても「ペペロンチーノ」。もともと、地域を紹介する新聞か雑誌に、「コロンブスのペペロンチーノは、本場イタリアのパスタを彷彿とさせる一品!」とライターの方が絶賛していたので、それなら行ってみようと、嫁と二人で試しに行って見事にハマってしまった味であります。
ご覧のとおり、迷いないほど、唐辛子とニンニクを使った「ペペロンチーノ」は、コロンブスの代名詞でありました。
もちろん、その他でも、この魚介系パスタや、チーズ各種のピザなど、名物料理は数多く、とにかく、迷いなく強烈な味付けなので、大人がハマるお店でありました。ちなみに、まだ小さかった息子には「ボロネーゼ」=「ミートソーススパゲッティ」を食させていましたが、これも赤ワインの味が濃くて大人の味。息子が自然と大人の舌を持つことになったのは、このお店のお陰でありました。
ところで、この『コロンブス』というレストランは、ご兄弟で経営していたお店だったのですが、途中で袂を分かち、1つは荻窪の『イタリア亭コロンブス』に、もう1つは『UNO』という名で、しばらく同じ場所でお店を開いていました。しかし、『UNO』の方は2005~6年の頃に閉店となり、その後は、わが一家も足が遠のいてしまいました。
以下の写真は、荻窪の南口にある『イタリア亭コロンブス』の店内の様子です。
入口のすぐ横にある『自動演奏ピアノ』も、コロンブスの名物でありました。確か、サイモン&ガーファンクルのメロディを、あの自動ピアノで流していたと思います。あのピアノは、荻窪の方に移っていたのですね。
お店の看板も、懐かしいままの風情がありました。
ところで、この荻窪の『イタリア亭コロンブス』、ネット情報だと「閉店している可能性有り」と。一方では「念のため、電話を入れてみて!」という情報もあるので、ひょっとすると、コロナの影響で、間引き営業を行っているのかもしれません。
私と嫁と息子の3人にとっては、1番の思い出のレストランが、五日市街道沿いの『コロンブス』。その系統を引き継ぐ『イタリア亭コロンブス』には、何とか残っていてほしいものであります。