香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家

"香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家"

加藤サキ子

伝えていく核なき未来のために

2018-03-03 23:30:18 | 持続可能な社会のために



香り工房"結のKatoです

介護の仕事を始めて、
なかなかまとまった時間が取れず
スキャニングが進んでいませんでした
ようやく昨年預かっていた
資料のスキャニングを終え、返送しました

インターネット上にPDFを掲載し、
公開する予定のため
ご本人に承諾の作業もあり、
公開までにはまだ、
時間がかかると思います

広島、長崎の被爆者は
全国に転居していて
各都道府県で会を作り、
会報を発行していました

私の母も長崎から東京に嫁ぎ
後年は横浜に住んでいましたが
県の被爆者の会から、定期的に郵送物が
あったのを死後に知りました

現在は関東の本部に会報を集結させ
ボランティアのご協力をお願いして
スキャニング作業が始まっています

私は遠方のため、自宅のスキャナーを
使っての作業となります

資料の中には、被爆者が
当時の様子を描いた絵や
報道が撮った写真などが
掲載されたものもあり、
当時の様子が証言とともに
克明に記録されています

私は母から繰り返し、
その瞬間を聞いて育ちました
だから、まるで私自身が体験したような
記憶として鮮明に残っています

数十年前に不思議な体験をしました
ある宗教教会の祈りの中
目を閉じていると、
急にまばゆい光とともに、
強い風がカラダを吹き抜けました

個人的にこの体験は、
原爆投下の日、グランド0近くにいた
母の弟であり、私の叔父のその瞬間の
ような気がしました

おそらく一瞬で高熱の風に吹かれ
灰になったとおもいます

たとえ何十年経とうと、
被爆者の方は
今、起きたことのように鮮明に
あの瞬間がカラダに刻まれています

自分の中に封印し、
家族にも語ることなく
人生を閉じた方もいるでしょう

ご自身の命の灯火が消えることを感じ
ようやく、あの瞬間を語る方も
いらっしゃいます

伝えること、それを繋ぎ続けることの
難しさも感じます

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ノーモア・ヒバクシャ