フランス印象派の陶磁器展1866-1886展
~作品紹介~
~作品紹介~
フランス印象派の陶磁器1866-1886展を開催中の岐阜県現代陶芸美術館。
今日は会場内より、《バルボティーヌ 薔薇図花瓶》をご紹介します
バルボティーヌ 薔薇図花瓶 1876-1883年 アビランド社 オートゥイユ工房
展覧会ポスターでもおなじみの《バルボティーヌ 薔薇図花瓶》。
デザインを手掛けたレオン・パリゾはジャポニスムや自然主義の影響を受けたスタイルが特徴で、花や鳥を専門に描いていました。西洋で薔薇の絵付けというと満開の状態が頭に浮かびますが、この作品に描かれているのはまだ蕾のような小さくて可愛らしい薔薇です。モチーフの描き方まで日本の影響を受けたのだろうかと想像も膨らみ、アニメーションのコマ撮りのような燕の描写に愛着が沸く作品です。
また、岐阜県現代陶芸美術館の会場ではケース越しに屋外の緑が見えて、陶磁器に描かれた燕が美術館の外でも飛んでいるような雰囲気が演出されています。是非チェックしてみて下さい
*岐阜県現代陶芸美術館へのアクセス方法は、美術館公式HPの交通アクセス情報(http://www.cpm-gifu.jp/museum/07.traffic/07_1.traffic.html)をご参照下さい。