ジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」を会場にて上映!
今回は、「陶酔のパリ・モンマルトル 1880-1910」展の会場内で資料映像として上映される、ジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」
(1902年)をご紹介します。
これ と~ってもインパクトのある画像ですよね?
「月世界旅行」に出てくるワンシーンなんです。
地球を飛び立った宇宙船が月に突き刺さった・・、いや到着したシーンです。
映画のあらすじは・・・
「海底二万マイル」でも有名なフランスの作家ジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」を元に作られた作品。
天文学会の会長が月世界への探検計画を発表。
巨大な砲弾型ロケットを建造し、大砲で打ち出されるロケット。
無事に月へ到着し喜んだのもつかの間、そこには原住民がいてあっけなく捕らえられてしまう。
彼らの隙をついて脱出するも、地球の海に落下。
なんとか無事に帰還し、群衆の大歓迎を受ける。
1902年というと、まだ写真や印刷物ばかりの時代で、ようやくリュミエール兄弟によって「映像」というものが出てきた頃。
そんな頃に既にこんな宇宙旅行を映像にするなんて、メリエスはどれだけ進んだ人だったのか驚きです
もちろん映画史的側面から見ても、「史上初めて劇的構成を持った映画」として高く評価されています。
私も観たのですが、CGもなにもない時代なので、ちょっとした手作り感はあるものの、
100年以上昔に、どうやって撮ったのだろう?という驚きと、ストーリーのおもしろさは現代の作品にも負けてない気がします。
そして、個人的には10分程度の作品ではありますが、そこにはメリエス達作り手の、
宇宙というまだ未知の世界と、新しい「映像」という技術を手にした彼らのロマンがぎっしり詰まっているような気がして、
感動しました。
是非、会場にいらして頂いてご覧になってください。
(会場ではこちらのDVDも販売予定です。)
次回は、この作品を作った ジョルジュ・メリエス を少しご紹介しますね。
ジョルジュ・メリエス「月世界旅行」1902年
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