ブダペスト国立工芸美術館名品展
『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』
出展作品のご紹介①
皆様こんにちは
この度は新型コロナウイルスに関して、前例のない要請がなされるなど、様々な影響が出ていることと思います。
被患された皆様の早期回復と感染の早期終息を心よりお祈りいたします。
3月24日から福島県立美術館にて開催しているブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』につきましては、現在予定通り開催中です。
困難な状況が続いておりますが、少しでも良い展覧会となりますようスタッフ一同努めて参ります。
また、この機会に少しでも多くの方へ本展に出展している素敵な作品をご覧いただきたく、今日から出展作品を1点ずつブログでご紹介することにしました
今回ご紹介するのはルイス・カンフォート・ティファニーの「孔雀文花器」です
ルイス・カンフォート・ティファニー「孔雀文花器」1898年以前 ブダペスト国立工芸美術館蔵
コバルトブルー色のガラスに、紫色や緑色、青色や金色で表現されたクジャクの羽が
まるで本物の羽を転写したかのように美しく繊細な印象を感じられる作品。
このクジャクの羽にはマルケトリーという技法が使われています
マルケトリー技法とは、薄板状に伸ばした色のついたガラス、または円筒形にした色のついたガラスを
ペンチやハサミを使って、花や昆虫などの形にあらかじめ切り取って、素地となるガラス器に熔着できる状態まで柔らかく加熱したものを一体化させる装飾技法です
この技法はガラス以外に銀箔や金箔にも用いられます
ちなみにこの技法を考案したのはアール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家のエミール・ガレ。
(1897年に特許を取得)
次のブログではエミール・ガレの作品をご紹介いたします
福島県立美術館
〒960-8003
福島市森合字西養山1番地
Tel.024-531-5511
開館時間
9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)
休館日
月曜日(ただし5/4(月)は開館)
観覧料
<一般>
1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)
<大学生・専門学校生>
1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)
<小中高生>
650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)
交通アクセス (JR福島駅東口より)
●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)
●バス
9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)
詳しくは福島交通ホームページをご覧ください(外部ページへリンクします)
●タクシー
約5分
本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です