アートインプレッション

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陶酔のパリ展 出品作品のご紹介!

2012-04-13 15:54:45 | 陶酔のパリ・モンマルトル
陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910
出品作品のご紹介




ピエール・ヴィダル 《『モンマルトルの生活』の表紙》 1897年

八王子市夢美術館で開催中の陶酔のパリ・モンマルトル展。
今日ご紹介するのは、展覧会のポスターとしても使用されている、書籍『モンマルトルの生活』の表紙画です。
工事中のサクレ=クール寺院を背景に踊っている若い芸術家たちのうち、右から2番目の赤いスカーフを巻いている人物は、お馴染みのシャンソン歌手兼作曲家アリスティド・ブリュアン。手前の牛は、1896年と1897年に貧しい芸術家を支援するためにモンマルトルで行われた「怒れる雌牛」パレードをほのめかしています。
この「怒れる雌牛」、そもそもはエミール・グドーの小説の題名で、モンマルトルに住む芸術家たちがいかに俗物嫌いで反抗的性格ゆえに難儀するかをユーモラスに描写していました。(本展図録72頁参照)
カンカン娘も流しの音楽家も、世紀末パリを笑い飛ばすかのようにはしゃぎ回る様子に、カフェやミュージック・ホールの賑わいが重なる一枚です。

ちなみに下の写真は昨年サクレ=クール寺院から撮影したパリの景色。
「怒れる雌牛」は画面手前に、、いませんね。





八王子市美術館
■バス
JR八王子駅北口より、「6~10」番のバスで「八日町四丁目」下車(約10分)。
京王八王子駅より、「2、3」番のバスで「八日町四丁目」下車(約12分)。
■タクシー
八王子駅より約7分

詳しくは八王子市美術館交通情報をご覧下さい。

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