NHK100年インタビューで羽生の強さの源泉を確認した。将棋はゲームで盤上が全てと認識し、番外に影響されず、柔軟に指すことができるのが羽生の強さと思っていたので、ほぼ予想通りの内容だった。もちろん将棋そのものが強いのだが、それはトップ棋士の間では薄紙一枚の差なので、羽生のダントツの七割以上の勝率を全ては説明しないと思う。やはりいつでも実力の8割以上の力を出すことができるところに高い勝率の源泉があると思う。これはどの対局もということだけでなく、一局の中でも序盤中盤終盤を通じてという意味も含めてのことだ。
いくつかの発見もあった。まず常識があること、これはいつも聞かれるあるいはたいして面白くもない質問にも丁寧に答え、語彙が十分なことや正直な表情から見て取れた。おそらく各分野の一流の人と接する機会から自然にそして意識して身に付けていったと推測する。棋界の第一人者に常識があるなどは失礼な言い方かもしれないが、天才にはしばしば常識のない人がいるので、嬉しく安心した。それとどんな戦法も平然と指しこなすが、やはり好きな戦法というか得意な戦法が本当はあるらしいこと。最後に公式戦でないと身に付かないものがあると考えていること。これは実験的な手を公式戦で試み、それを次に活かしているらしいのに気付いていたので、やはりそうなのだと思った。
誠に月並みな印象だが強い人だ。
いくつかの発見もあった。まず常識があること、これはいつも聞かれるあるいはたいして面白くもない質問にも丁寧に答え、語彙が十分なことや正直な表情から見て取れた。おそらく各分野の一流の人と接する機会から自然にそして意識して身に付けていったと推測する。棋界の第一人者に常識があるなどは失礼な言い方かもしれないが、天才にはしばしば常識のない人がいるので、嬉しく安心した。それとどんな戦法も平然と指しこなすが、やはり好きな戦法というか得意な戦法が本当はあるらしいこと。最後に公式戦でないと身に付かないものがあると考えていること。これは実験的な手を公式戦で試み、それを次に活かしているらしいのに気付いていたので、やはりそうなのだと思った。
誠に月並みな印象だが強い人だ。