朝夕めっきり涼しくなったが、まだまだ日中は暑い。「暑さ寒さも彼岸まで、本当にそうだわ、昔の人は偉かったわねえ」と母に聞いて育ったので、それに沿って気候変化を感じ取ってきたが、どうもここに来てそうでもないなあと呟くことになりそうだ。そこで、我が家では21世紀になり、「暑さは9月一杯」。と変えることにしたい。
昔ほどでは無いが医院にはいろいろ頂き物、殆どがお菓子、がある。昼飯のあと職員と頂き物のお菓子を頬張ることが多い。昨日もOさんがお礼にと持ってきてくれたどら焼きを頂いた(痩せられないわけだ)。お礼と言ってもたいしたことは何もしていない。怪しげな胸部写真の陰影を総合病院の呼吸器に紹介しただけだ。丁寧に診察してもらい画像診断で、心配なものではないと言われ、嬉しくなってどら焼きを買ってきてくれたようだ。
患者さんはいろいろ、ということはいろいろな方が居られるということだ。わざわざ時間を作って時間外に往診しても一言のお礼もない人から、専門外の病気だからと懇意の医師を紹介した程度でお礼にお菓子を下さる方までさまざまだ。
私のようにあらゆる職種のあらゆる年代の人達と接することがなくても、世の中にはいろいろな人が居るということは車を運転すれば類推できる。丁寧から乱暴、親切からいじわるまで運転には人間性が現れる。「運転だけは、ちょっと荒っぽいの」。と宣う女性も居られるようだが??。