柔道暴力指導告発選手に対し橋本聖子議員が厳しい意見もあると実名公表を要求した(最初の発言が本音でしょう)。厳しい意見を言っている人の実名をまず公表していただきたい。又厳しい意見の内容を教えていただきたい。それが先ではないかと思う。
実名公表は自分の行為に責任を持つという意味で当然のことのように思えるが、物事はそれほど単純ではない。「余計なことを言ったのはお前か」。と詰め寄る人が相手なのだし、マスコミは必ず実名を公表した選手の私生活に踏み入り、彼女らに嫌な思いをさせるだろう。そして報道の仕方によっては、問題点がすり替わり、本当の解決が遠のく恐れがある。
実名を公表しなくても、幽霊ではなく実在する人達で関係者は知っているわけだから、問題解決に支障はないはずで、逆恨みをうける心配がある彼女らの実名を今の時点で公表することはない。これは告発と言うより悲鳴なのだ。そう受けとることができないとすれば、根本的な解決は難しいと思う。実際にあったことなのだから、事実関係と状況を厳正に分析して、冷静適切に対応策を出せばいい。
町医者の処方箋はザッケローニの爪の垢が入った寛容と指導力の煎じ薬だ。