雨はやみ風もなく雲の切れ間から青空が見えるけれども、日差しはなく道路は濡れて枯れ葉が散らばっている。夜半の低血圧が台風並みの猛威を振るったのが分かる。
安倍首相は内閣の改造を表面的なものに留め、女性起用という目玉で改造の雰囲気を出し、親女性のメッセージを送り出す目論見らしい。女性大臣が増えれば女性の人気を勝ち取ることが出来るものだろうか。
おじさん的と言われるかも知れないが女性は家庭を作り家族を育み、平和を慈しむ存在と思ってきたが、女性にも権力志向があり、優秀さを誇示し、人を差別し押さえつけるのが好きな方もおられるようだ。それでは自分優先の本末転倒で公の人に相応しくないと思うのだが、権力者の目には適うのかもしれない。
政治にこれほど戦略が重要で権力の使い方が大切と感じさせた首相は近年居ないように思う。お金を使いこなすには成金では駄目なように権力も使いこなすには、年月と訓練が必要なようだ。輝かないまとまれない野党に、やきもきするが、伝統と訓練では日本共産党が自民に対抗できる唯一の存在なのかも知れない。権力という結合力に対抗するには権力を奪取しようという人参が一番と思う。
安陪首相の国連でのパーフォーマンスはどう評価されたのだろうか、じっくりとした報告がされるのを期待している。