イラン戦で露呈した問題点、それは相手を見て対応する能力の不足だ。先発でイランとでもまずまずやれたのは西川、長谷部、武藤、本田くらいのものだった。駄目なのが酒井、もう一つなのが吉田、柴崎、宇佐見、香川で米倉と森重も冴えなかった。イランは速く競り合いに強いのが、十分もすれば分かったはずだ。球際の競り合いは避けるようにするのが一番賢いというか唯一の作戦で、球際で負けるものかと争っては勝ち目はない。
吉田は大分良くなったとはいえ、イランのような速くて強い相手にはバックの要と言える仕事ができない。柱谷から始まる井原、森岡、宮本、中沢・・に未だ及ばない。組織の動きとパスが日本の生命線で、脳味噌が少し足りないのかも知れない。日本代表はセンターフォワードよりもセンターバックの方に問題がある。武藤は持ち味は違うが岡崎に負けないプレーが出来そうだ。
感心したのは田中マルクス闘莉王の解説で、見かけによらずクレバーでよく分かっている。日本サッカー協会はツーリオを採用して監督としての訓練すべきだ。
セルジオ越後の解説を辞めさせFC岐阜や清水エスパルスの監督をやらせたい。尤も、監督に招聘されないから、代表監督の悪口を仕事にしているのかも知れないが。