久しぶりの雨で道路は濡れた歩道をとぼとぼと歩いて出勤してきた。土曜日から微熱と頭痛があり倦怠感が強く、一昨日は八度台の熱が出て二日間ほとんど寝ていた。数年に一度、体調を崩す。幸いインフルエンザではなかったので、今日は何とか働けると出てきた。とんでもない連休ではあったのだが、どういう訳か体調を崩すのはいつも週末で、自分の病気で医院を休診にしたことはない、不思議だ。気が張っていると病気が表に出ないのかもしれない。
熱があって寝ていると子供の時母親が慈しんで看病してくれ有難かったのを思い出す。病気になると病気の辛さを思い出し、風邪の患者さんにももう少し優しくしてあげねばと思う。
風邪というのは実は多種多様なビールスが引き起こす病気で、ほとんどが合併症を起こさなければある期間で自然に軽快する。そのため感染力の強いウイルスや重症化しやすいウイルス以外は特に精査しないで風邪として、対照的に治療し経過を見る。今回の体調不良も経過から風邪だと自己診断しているが、慎重に経過を診たい。