なんだかまた暖かくなってきた。駅まで歩くと僅かに汗ばむほどだ。今朝も穏やか平穏な秋空の下を出勤してきた。
オーランド大統領がベルサイユ宮殿に上下両院議員を集め、フランスは戦争状態でISに反撃すると宣言したと報じられている。確かに何としてもISを押さえつける必要があるし、こうした無法のテロには迅速な対応が不可欠だ。しかし、頭脳は冷静を保ち、ISのテロがなぜフランスで起きたかも考える必要がある。無茶苦茶なISではあるが歪んでいても何某か自分たちを正当化する理屈を持っているはずだ。そうした分析を抜かりなくやらないと有効な反撃は難しいと思う。
単純に考えても自分たちだけが正しいと逆恨みでテロに走る人間に銃器や爆薬を作る能力はないはずで、武器弾薬供給路を絶つ方法はないものかと素人は思う。資金に思想はなく、代金さえ払えば誰にでも武器弾薬を売る組織があると思われる。
なんだかテロは計画的で小説を地で行くようなプロットが背景にあるらしい。悪知恵に負けない知恵を出して、平穏を取り戻して欲しい。日本に何が出来るか、日本はどうすれば良いか、政府には幅広く深い洞察に基づく冷静な対応をお願いしたい。