これはご近所の桜を昨朝撮影したものだ。この枝は下の方にあるせいか、開花が進んでいる。何分咲きかの定義を知らないが、おそらく一部咲きというくらいのものであろう。 桜の開花は眼に見えて進む。今朝は冷たい雨が降っていたのだが、明らかに昨日よりも淡いピンクの花びらが増えて、咲き始めたという風情が出ていた。寒くて一分暖かければ二分も三分も日毎に開花が進むだろう。毎年桜を見ると時の移ろいを心深く感ずる。光や風も季節を告げるけれども、桜ほど日本の春を象徴するものはないだろう。奈良京の都から江戸東京、否全国津々浦々と日本の歴史を貫いて咲いてきた花だ。
私自身もああ、あの時桜が咲いていたなあと思い出すともなく、過ぎし日を思い出す。懐かしさのどこかに胸騒ぎを感じさせる、危うく艶めかしい花でもある。
あと一週間もすれば満開だと思う。またその写真をお目にかけよう。
私自身もああ、あの時桜が咲いていたなあと思い出すともなく、過ぎし日を思い出す。懐かしさのどこかに胸騒ぎを感じさせる、危うく艶めかしい花でもある。
あと一週間もすれば満開だと思う。またその写真をお目にかけよう。