昨日は気持ちの良い秋晴れだった。残念ながら午後から仕事があり、遠出は出来なかったが近所を少し散策して秋を楽しんだ。父親が晩年急に雑草の名前を調べ出したのを思い出した。妙なことを始めたなと横目で見ていたのだが、自分も道ばたや川沿いの草が黄色くなっているのを秋だなと見ながらふと何という名前の草なのだろうと考えていた。年を取ると考えることが似てくるものらしい。
若い人には分からないことだが、前期高齢者も半ばとなると双子の問題に直面することになる。それは十年前には出来たのにこの頃出来ないなあという問題と、これがいつまで出来るだろうかという二つの問題だ。これは前後に繋がった一つの問題なのだが、二つの側面を持っている。会社で定めた定年のない個人事業主は自分で進退を考えなければならないので、この双子の問題に悩むことになる。自分の能力だけでなく周りの意向や影響も考慮しなければならない。着陸は離陸と同じように難しい。精一杯がむしゃらでは済まない分、離陸より難しいかも知れない。