駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

まともなのに人気がもう一つ?

2020年01月18日 | 政治経済

            

 

 公明党の山口那津男代表は話し方は立て板にで淀むことなく演説される、しかも言われることは真っ当で、首相をやってほしいと思うくらいだ。なぜこの人にもっと支持が集まらないのだろう、できれば副総理として入閣して欲しい。

 育児休業をマイペースで現役大臣が取るのはいかがなものか、総理大臣が改憲を言い出すのは筋違いではないかなど、山口さんのご指摘の通りと思う。まあ小泉環境大臣は居ても居なくても大して変わらず、実害はないかもしれない。そのままずっと育児休業でよいと思う。しかしお子さんが出産とめでたく話題を逸らす手際は天才的だ。安倍さんは私は立法府の長だなどと言い出す人だから、個人的な野望の改憲を臆面もなく総理大臣の地位で主張するわけだ。それがいかにおかしなことかをわかっているはずなのに、自民党の誰も指摘しない。睨まれると恐いからだ。山口代表は睨まれても落選するわけではなく怯むことなくきちんと物が言える。脅されない恐れないということがいかに大切かわかる。

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親子も色々

2020年01月17日 | 世の中

             

 

 昨日今日と寒い。手袋をして出てきた。尤もこれが普通で、暖冬になれてしまったから寒く感じるのだと思う。

 生活保護の患者さんを三十人ほど診ている。なぜ生活保護なのかいちいち詮索はしないが、子供が何人も居る人はなんでと思うこともある。K氏は77才、物凄く神経質な人で、そんなことで受診しないでと言いたくなるようなことでやって来る。なぜか、当院がお気に入りでここはちゃんと診てくれる?からいいと褒めてくれる。ああそうと素っ気なく返事をしているのだが、大歓迎ではないのを分かって貰えない。娘が二人息子が一人居る。市内に住んでいる息子と娘は電話をしても出ないと怒っている。東京に住んでいる娘だけは電話に出てくれるらしく、あの子はいいと言うが、東京では呼びつけることも出来ず送り迎えは頼めない。

 子供が一人ならともかく四十代の子供が三人も居れば、高齢者の一人暮らしくらい支えられそうな気もする。確かに神経質でうるさいかも知れないが、電話しても出ないというのは変だ。勿論、子供には子供の言い分があるだろうが、嫌っているので援助しないような気もする。

 Mさんは四十キロと痩せた七十手前のおばさんで、高血圧症で通院している。いつも何を食べても太れないと嘆いている。一昨日は三十九キロしかなかった。あれ正月でゆっくりしなかったのと聞くと、七人泊まりに来て民宿をやりましたとこぼす。確かに痩身に鞭打っておさんどんは大変だったろうと尖った肩を見て思った。民宿なら料金を取ればいいのにと看護師が言うと、息子は某か置いていってくれたのに、娘は手当たり次第にある物をみんな持って行ってしまったと憤慨している。全く女の子は、に相槌は打たず、そうは言ってもあなたも元女の子でしょと内心思ったことだ。

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間食の問題

2020年01月15日 | 診療

              

 

 太り気味の女性の中には食べていないと言い張る方が居られる。しかし実は間食というか食事以外の食べ物を取っておられることが多い。イライラしたり不愉快なことがあると果物やお菓子に手が出て食べてしまっている。彼女達も悲しいことや悩み事があると痩せるから、決して水を飲んでも太るわけではないのだ。果物やお菓子は食事ではないという不思議な理屈が成り立っているらしい。

 患者さんを指導する時は、欲望や快楽には目がない人が多いと心得て置いた方がいい。男性の場合は節酒禁煙で苦労する。根比べで嫌われても怒らせないように何度も注意することにしている。二年三年すると効果があることもある。残念ながら効果がなく余病を併発してしまう人も時々居る。だから言ったでしょとは言わないことにしている。私の指導力不足があったかも知れないし、前向きの気持ちにできるわけでもないからだ。自ら言われる通りにすればよかったと言われる患者さんはおられる。それにはそうでしたねと答えることにしている。

 健康で長生きと言ってもあれも駄目これも駄目では確かに詰まらないと思う。無芸大食何でねえと言われて返事に困ることもある。健康で長生きも良いが、楽しく長生きが一番なのだと思う。楽しく生きる、これは医者の仕事を越えているが、少しはそれに貢献したいと仕事をしている。

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ズボンを履くのが大変になってきた

2020年01月14日 | 小考

          

 

 パジャマからズボンに履き替えるのが大変になってきた。片足立ちが不安定になってきたからだ。腰掛けて履き替えれば良いのだが爺臭くて嫌なのだ。そのため、片足立ちでやっているのだが足首が引っかかってすっといかないことがあり、時々中断する。意外だが?脱ぐときの方が難しい。

 歩く速度と同じように片足立ちが出来る時間も年齢に関係している。私は七十過ぎなので20秒ばかり片足立ちが出来れば合格で、それはクリアできるのだが、ズボンの着脱は腰を曲げて足を上げなければならないので不安定でふらついてしまうのだ。転んで怪我をする前に観念して腰掛けてやるようにした方が良いかも知れない。

 そうこうして高齢者の訴えを実感できるようになってきた。そうかこういうことだったのかとよく分かる。ふらつき感というのは高齢者に多い訴えで、今まで脳頸椎内耳などからくる目眩と貧血、血圧、不安などからくる目眩感を鑑別し時には脳の画像診断を依頼してきたが、検査では異常が見つからないことも多かった。どうも今まで出来ていたことが出来なくなってふらつくと訴える高齢者も居るようだ。

 所謂老化という状態をある程度実感できるようになったので、診療の守備範囲が広くなった感じがする。残念ながら引退も遠からずということでもありそうだ。診療に限らず経験は重要で、若気の至りには二十年ほど前から寛容に対応できていた。思い出せば冷や汗が出るほど失礼なことをしたのに、さほど怒らない先輩が居たが、恐らく若さに免じて下さったのだろう。勿論、なんだとと怒る先輩も居た。

 何を持って分かるとするか難しいが、経験が理解を深めるのは確かのようだ。

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よく分からないこと

2020年01月13日 | 小考

              

 

 イランが旅客機を誤爆し、176人の民間人の尊い命が奪われた。テヘランでは嘘を付いていた政府を批判し最高指導者のハメネイに責任を取って辞任せよという声も上がっていると報じられている。少数?としても、そうした独裁的権力者を糾弾する声が上がるのは凄い。台湾では蔡英文氏が圧勝した。香港のデモ弾圧が追い風になったとは言え、強大中国の圧力に屈しない結果を出すのは凄い。日本でも内閣を批判するデモはあるようだが報道されないので殆どの人は気が付かない。

 首相にしてはいけない人の上位に枝野幸男氏が挙げらている。一体誰がどういう調査をして報道しているのだろうか。昨日のNHKの党首に聞く番組でも枝野さんは冷静で理路整然と中身のある話をしていた。なぜこの人が小泉進次郎の後塵を浴びなければならないのか理解できない。私的なことで政治家を批判するのは筋違いと思うが、節操は問われる。クリステルと浮気女性が友人と知っていたとしたら、総理候補に相応しい人物とは思えない。見てくれと話し方が良ければ、それで良いのだろうか。

 都合の悪いことは隠し誤魔化して説明責任を果たさず、逆に相手を批判してやり過ごしてゆく。この国では筋が通らないことが看過され過ぎている気がする。小学校では狡賢いことは良いこととは教えられなかった。自分の感覚がおかしいのだろうか。

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