京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

茶碗けずり

2024-11-27 15:24:34 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、抹茶碗の削りのお話です。

急遽、私が手がけることになり、
あわわわ~と、道具を作り、
あわわ~と、水挽きし、
一度チェックを入れてもらったら、
これではちょっと
みこみ(中心から、底から途中までの
上に行くまでの広がりのこと)が
広すぎてダメだとなり、
「落ち込んだりすることもあるけれど、私は元気です」
ばりに、なにくそ、習得するぞ根性で
作り、削りまでこぎつけました。
(前ふりが長い)笑

さて、削りです。

作るのこれ。


しった。
(削りの時に、茶碗などを伏せて置くための道具)


「やりがんな」で
高台の高さまで削り出します。


「ふなべら」で
高台周りを削り出します。


ハンコを押して、完成。
絵付けも施してもらったので、
これらの茶碗は年内の窯に入ります。
無事に焼きあがるか、またご報告しますね。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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さんいた

2024-11-18 15:22:23 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、作品の運び方講座です。

うそです。
どうやってたくさんの器を
一度に運んでいるのかのご紹介です。

陶器は必ず「さんいた」と呼んでいる
細長い板に作品を乗せて運ぶ板があります。
出来たてほやほやの器を載せるのも、
乾かすのも、運ぶのも、この板なしでは
始まりません。
(丸いカメ板というもので代用する事も有ります)

地域によって、板の細さ、
長さなどは変わりますが、
京都は、その昔から家内制手工業で
狭い工房が多いことからか、
比較的短い”さん板”が多いです。

家の中で長い板を振り回すと、
他の人に当たるのはもちろん、
器にも当たっちゃいますからね。

九州の友人のところは、とっても長い板で、
ロクロ台の座った右横の壁に穴が開いており、
水挽きするときは壁から先端をずいっと出し、
挽いたものを端からどんどん置いて行き、
板の先まで乗せるとひと段落。
置いておく場所に持って運びます。
板は横幅は細く、一個ずつしかのりません。
(朝日焼のサン板は、
茶碗なら横二列に載せられます)
九州旅行で撮らせてもらった
友人の実家の工房の写真が
どこかににあったと思いますが
残念ながら探し出せない~


よっこらしょ

このあと右手は離します。
片手で持った方がバランスがとりやすい。
なにかあった時に手を伸ばすぐらいしか
離した手は使いません。
(降ろす時は両手を使いますが)

え?重いかって?
そこそこ?

肩の上でバランスを取りだしたら
あまり気にならなくなります。
(手首は痛くなってくるけれども)

人によって、かつぐ肩が決まっているのも面白い。
私は左肩ですが、右の人も、もちろんいます。
粘土を揉むときも、左回転、右回転と
分かれるのも面白い。
(習う人のまねをして覚えるので、
それぞれバラバラ)

今日も元気にサンイタで物を運んでいます。

落とさないのかって・・?
しーっ!
「落とすよ」なんていちゃうと、
言霊になって、本当になっちゃうから
それは言わないの。察して。
『時々青ざめる時があるよ』
って言うセリフで。(笑)

それではあまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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松露大会(しょうろたいかい)

2024-11-11 16:00:48 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、朝日焼を応援してくださっている
お客様方のお茶会のお話です。

朝日焼のほど近くにある、
「興聖寺(こうしょうじ)」さんを
お借りしました。


お濃茶席、お薄席、点心を楽しんで頂く
(お抹茶を楽しむ)お茶会。

お寺の大広間や、小間を使ってのお茶会は
それはそれは華やか。
殆どのお客様はお着物で歩いて来られるので、
暑いんです。が、季節は秋。
受付担当の我々・・寒いだよね~(笑

お寺って、屋根も高いし土間だし、
長い廊下の板はツルっツルだし、
靴下裸足だとすべる滑る。
(皆様が、足袋で歩かれる分には、
すっすと足が進むのでいいのかも)

皆様の着物を愛でるのが
唯一我々の楽しみ。(私だけかも?)

当日の雰囲気を見て頂きますね。



季節感あふれる帯、そして着物の柄。

(受付を通す準備中の後ろ姿を頂きました)
残念ながら、お席の最中の写真は
撮ることが叶わないので、
想像していただくしかありませんが・・

宇治ならば、観光案内所の横に
「対鳳庵(たいほうあん)」多分この字。
というお茶室で、お茶の先生が
お茶を点てて下さり、飲める体験ができます。

お茶が出てくるまでに、甘~いお菓子を頂き、
「口ん中甘いなぁ」なんて思って待っていると
ほの苦い抹茶を出されて、一口飲むとあら不思議。
口の中、さっぱりしているという体験が出来る。

狭い茶室でのお茶を待つ静かな間、
口の中がサッパリする体験。
面白いので是非に。

まぁ、真面目にお茶を習うとなると、
着物を着て綺麗に動く所作を覚えるところから
始めなくてはいけないので、
(お稽古は洋服が多いです)
「茶道って大変ジャン」となりますが、
抹茶を飲む体験は皆さんして頂きたいと思います。

甘味どころに行くと、抹茶と和菓子のセットを
気軽に楽しめるところも増えていますしね。

あ。お茶会のことを書くんだった。
え~っと、受け付けの様子で終わります。
明日は、興聖寺さんの中をザックリご案内
する予定です。


打ち合わせ中
お茶席は朝から始まり、全部で5回、
お客様が入れ替わって進められます。
我々その受入れとお荷物を預かる業務を
承っておりました。
(お茶席では、荷物はほぼ持ちません)
お名前や人数の確認、これ大事~。

そんなところでまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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息子の作品

2024-11-07 15:25:44 | 気になるコト
こんにちは。
今日は息子が小学校の時に作った
作品のご紹介。
動物を作って、夏休みの宿題にした、
その残り粘土で作っておりました。
そしたら親バカな母は、
色を付けて焼きたくなっちゃいますよね~。

鬼っぽい、悪魔っぽいから黒やろ。
ツノはもっと強そうに真っ黒やろ。
歯は真っ白でコントラストを付けて~・・


ばばーん★
ちょっとアホっぽくなっちゃった・・

それが、学校での展示の時に
コロンと転がしてしまい、角がボキー!

・・・この話もう書いた?
書いてる気がしてきました。
ま、いっか。


アホさっぽさがさらに増えた・・

もちろん、陶器用の接着剤で補修。
今も、家の棚の中で、アホっぽさを
周りにまき散らしてくれております。
そしてもう一個。


おうちー。

・・・この話題も書いたな・・
コレは私が作ったお家です。
誰ですか?
息子の手捌きと変わらんいうてるん?
ぷんすこー!
これでも陶芸歴長いんやゾー
皆には『趣味歴な』と言われておりますが(笑


香炉にしたくて。

煙突と、窓から煙が出したくて。
もちろん、お家の中は空洞。


ぱか。

ですが、空洞部分を小さく設定しすぎて
細長いお香は、立てると
屋根に当たって消えてしまいます(笑
短いお香も、部屋の壁が当たりやすく
置きようによっては、すぐ消える(笑(笑

息子の方が可愛いもん作るわ。マジで。
ま、反省はしても、活かすわけではないので
次もまた、衝動に駆られて、
お家型香炉を作る時は「消えやすい」
物を作ってしまいそうです(笑
(学習しろや)

そんなことで、
また何か作ったらご紹介させて頂きます。
今度は使えるものが作れるかな~。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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はろいん

2024-10-30 15:45:20 | 気になるコト
こんにちは。
『明日(今日でもいいぞ)
お菓子くれなきゃいたずらするぞ!』

いつの間にか、日本でも「ハロウィン」が
行事の一つに組み込まれていますね。
まぁあ、新参行事なので、
定着したとはまだまだ言い難いですが。


いたずらするぞ!


いたずらする・・・溶けぇ。。。
(登り窯の火を背負った雪だるまには
過酷だったようです)笑


999!

え?怖い数字って、333?666?
何でしたっけ?(笑)
怖がりたくなかったら教えろ!
(知らないくせにエラそう)笑


誰が鬼婆やねん!

皆様のハロウィンはどんなお祭りですか?
諸外国のようにガチ仮装?
(あの世の入り口がこの世と近くなって、
物の怪がウロウロするから、攫われないように、
人間も仮装するようになったのが
始まりだとかなんとか・・)

夜、物の怪が跋扈する日。
早くお家に籠って、
美味しい飲み物を飲んで
やり過ごしましょうね。
(オニワソト~ちがうか。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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