京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

掛け分け湯呑

2021-05-14 15:28:51 | 気になるコト
掛け分湯呑を作りました。
どんなんかって?
こんなん。

釉薬が掛け分けられている湯呑。
青と黒。真ん中の筋は地肌。
登り窯で焼かれるので、
地肌部分もイイ感じの焼き閉まり色。

水挽きはじめの様子。

おお~、上手いやん(笑)


寄って見て見よ。
上手ぁ。(自画自賛が過ぎる!(笑))

この湯呑、一番張っている部分が
意外に高いのと、細い。
張りすぎるとボテッと重たい見た目に。
口元の反り返りもサラッと・・
凄くシンプルな形なのに、ムズイ。
・・待って。
こんな愚痴毎回いうてる気がする(笑)

朝日焼の器は、
削ぎ落とされたシンプルな形が多いです。
なので、モロに腕前が出る。
怖い~。

どの職種でも同じですね。
もとに思いついた形(デザイン)を、
あ-でもない、こーでもないと、
余計な部分をそぎ落とし、
削ぎ落とし過ぎる一歩手前でとどまり、
更に完成度を高める。
人間業ちゃうな(笑)
でも、仕事って全てそう。

捨てた部分も、
後で拾うと面白いものになったりします。
数年後にふわぁっと浮かび上がってきてね。
あんとき要らんかったもん、
ココから変形していたら面白いやん!ってね。
大学時代に思いついてボツったアイデア、
もっと削ぎ落として、
いつか物にしてやろうと企んでおります。

・・ダメダメ。熱が出ます。
賢そうな話はコレでお終い。
ほっこりした写真で終わりましょう。

日本人ならお馴染み、富士と桜と、ベコ。
ン?ベコ?(笑)
尊いものが三拍子。
イイこと有るぞ~。知らんけど。


湯呑が転がっても
面白かった頃を思い出しましょ。
頭を柔らかく。

実は、頭痛でぐったりしている私でした(笑)
ハハハ・・。乾いた笑い。
明日には元気出ます。また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n1cc84c1ad45d
コメント
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