京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

徳川美術館

2023-02-02 15:19:13 | お出かけ
こんにちは。
今日は大人遠足最終日!
いよいよ終わっちゃいますよ~。
寂しい?もっと書く?(笑)

何はともあれ、つきました。
徳川美術館。

時間があまりないので駆け足でしたが、
それはそれは見ごたえある感じ。
この時は、文房具(筆や文鎮など)
を主に展示してありました。
残念ながら、写真は許可されておらず、
ココからは各々で想像するか、
もしくは見に行ってくださいね。

さて、入口です。
ドドーンと甲冑と燈籠がお出迎え。
(ここは写真O.K)

葵の御紋入り~。


シダの前にスティッチおる。。?(笑)

全身も撮ってきていますが、
私が面白いと思う部分は頭。
カブト部分の飾り。
この甲冑の持ち主の飾りは「シダ」
何でシダなん?と思って調べてみました。
「シダは葉の裏側に胞子を作り、
花や種がないことから「霊草」といわれた。
「霊草」とは、神仏の加護を受けられる
めでたい草のこと。

また、解熱や下痢止め、
胃腸薬など薬草として使われていた。
そして、ぐんぐん育ち、生命力にあふれた姿。。

あ~、戦場では大将は
胃がキリキリするでしょうしね~、
野っぱらで野営となると、下痢などにね・・
霊験あらたかだわ~!怒られるわ(笑)

そして、いよいよ中に入ると、
幟旗と、自分の陣地を知らせる飾り?
槍などがドドーンとお出迎え。
美しい波紋を見せる刀もババーン。

名前が付いた茶道具などが、
茶室が設えてある場所に
さらりと、使う様子で置いてある。
(名前がついている茶碗やお道具は
国宝、もしくは重要文化財などが多く
本でしか見られないような逸品)

ほえ~。の一言です。(笑)

そして、どんどん部屋は進み
文房具のブースへ。
螺鈿細工が施してある筆(持つところ)
なんか、中国の珍しい石で作ってある
硯、凄いい色が出そうな墨、
ホコリが入らないようにする衝立・・
硯屏(けんびょう)と言う名前だそうです。

文化遺産オンラインと言うページに硯屏が
載っていたので貼り付けておきますね。

青磁草花文硯屏 文化遺産オンライン

青磁草花文硯屏 文化遺産オンライン

 


硯屏(けんびょう)、おしゃれ~。
大してホコリよけにはなりませんよ?
文鎮は別にありましたので、
実用と飾りとを兼ねた、
お洒落道具の意味合いが多いかも。

そして、何代目かの殿が作った
鳥(あひるかなぁ)という、へたっぴーな
筆おきがこれまた、味わいがあって良い。
絶対、窯元に作品が持ち込まれた時、
「おい、これ誰が作ったんだよ!
小さい子供が作ったもん紛れ込ますな!」
「いや、親方、それ・・殿がお作りになった・・」
「おい! マジかよ~WWW」
と言う会話がなされたと思われる逸品。

ヘタウマと言うかもうね、ヘタ(笑)
それがまた何とも言えない味わい。
いや、今から思うと、
ワザとかも・・?キチンと作れるけれども、
洒落を利かせたのかも・・?

大昔の事ですからね~。
殿の作る逸品ですからね~。
真相は歴史の波間に漂うて・・笑

残念ながらこれらの会期は終わり、
これからは
「尾張徳川の雛祭り」展になるようです。
あ~楽しかった。


さ、新幹線に乗って帰りましょ。

サラバ!名古屋!!

こんな(隙間的な)出会いもあるので、
美術館めぐりは面白い!
またお出かけしたら
スミをつつく記事を書きますね。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする